少人数の職場で会社を辞めづらいときは転職を控えるべきか

仮に皆さんが勤務している職場が少人数しかいない企業、もしくは少人数体制の職場のため一人が抜けるとその部署の仕事が途端に回らなくなるような場合、容易に転職へ踏み切ることができるでしょうか。特に職場の上司や同僚が大変親切で皆良い人ばかりとなれば、固く決めたはずの転職の決意も鈍ってしまうかも知れませんね。では、少人数の職場ゆえになかなか辞めづらい場合は転職を控えるべきなのでしょうか。転職について考えるシリーズとして、今回はこの問題について迫ってみることに致します。


①転職理由が重要

少人数の場合に転職で重要になってくることが、転職理由です。本人が転職を望んでいる訳ではなく例えば親の介護をしなければならなくなっただとか、親族が重度の病気で遠方の病院に入院したため、親の住まいや病院に近い職場へ転職せざるを得なくなったといった場合はどうでしょうか。

このような事情なら、心ない人間でもない限り誰も転職することを恨みに思う人はいないはずです。むしろ同情されたり、「後のことは気になするな」と逆に励まされたりするかも知れません。この例からわかるとおり、少人数の職場で転職する場合には「転職理由」がとても重大になってきます。誰もが「それなら仕方ない」と納得できるような転職理由ならば、少人数であろうと気兼ねすることなく転職して構わないと言えます。では転職理由が自分のキャリアプランに基づくもので例えば年収アップを狙うためだとか、新しい仕事に挑戦してみたいといった理由の場合はどうすれば良いのでしょうか。


②恨みを買わない”転職の仕方”を出来る限り追求する

少人数しかいない職場では一人が抜けた場合に残っている社員に対する負荷が非常に大きくなるため、転職した人に対する風当たりは強くなりがちです。会社を辞めてしまえばその職場に顔を出さない限り二度と上司や同僚と顔を合わすこともないので関係ないと考える方もいるかも知れませんが、それは早計です。転職の理由や仕方次第では、転職者に対して恨みに思う社員も出るかも知れませんし、少なくとも転職後にその会社の上司や同僚と良好な関係を維持し続けることは難しくなるでしょう。

そうなってしまえば、例えば前職での評判や評価を転職先が調査した場合には過度に非難される等、思わぬところで足を引っ張られる可能性が生じます。従って「転職」そのものは否定されるものではありませんが、共感や理解を得られにくい可能性がある転職理由の場合には残っている上司や他の社員から極力恨みを買わない「転職の仕方」を追求することが大切なのです。


③最も理想的な方法は後任の見通しが立ってからの退職

では、どのような転職の仕方が上司や他の社員から恨みを買わない方法となるのでしょうか。一つは「転職理由を明示しない」ということです。例えどんなに高貴な志にもとづいた転職理由であったとしても全員から理解を得られるとは限りませんし、残される立場の社員にとってみれば「いい迷惑」であることに変わりありません。

ならば転職理由は明示せず「一身上の都合」として理由を伏せておけば、例えば①で紹介したようなやむを得ない事情で転職しようとしていると解釈してくれる場合もありますし、少なくとも転職理由が火種になる可能性は解消できるからです。次に二点目ですが、できる限り後任者の採用の目処がたってから退職し、転職することです。

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