職場で素直になれない人が素直になる7つの方法

皆さんは上司から「素直じゃないね」と言われた経験はあるでしょうか。「ある」という皆さんは、ひょっとしたら上司から「素直じゃない部下」としてレッテルを貼られてしまっているかも知れません。

「素直じゃない」という評価が直ちに上司から嫌われることになるとは限りませんが、そうした感情に傾く可能性が高いのは事実です。素直じゃない部下という評価はできるだけ早く改善しておくべきと言えます。そこで今回は、特に「素直じゃない」と言われた経験がある部下の皆さんが上司から完全に嫌われてしまう前に素直さを身につける方法をご紹介することにします。

「素直さ」とは

「素直さ」とは

素直になるためには、まずは「素直」という言葉の意味を理解しておく必要があります。以下をご覧ください。

すなお【素直】 (1)性格や態度にひねくれたところがなく,あえて人に逆らったりしないさま (2)技芸などに癖がないさま (3)物の形がまっすぐであるさま (4)飾り気がなくありのままであるさま 引用:Weblio辞書

上記のうち、素直になりたい人は「(1)性格や態度にひねくれたところがなく,あえて人に逆らったりしないさま」を身につける必要があるということになります。中には「素直=自分の意見や考えを全部伝えること」と思う人もいますが、会社という多くの人が集まる組織では、それを素直とは捉えてくれません。

素直という言葉の対義語は「意地っ張り」です。性格において必ずしも「素直ではない=(イコール)意地っ張り」ということではありませんが、人によってはあなたのことを意地っ張りと思う一面を持っているのかもしれません。意地っ張りの意味は、以下のとおりです。

いじっぱり【意地っ張り】 こうと思ったことは、よくても悪くても押し通すこと。 また、そのさまや、そういう人。強情っぱり。 引用:コトバンク

もしあなたが上司や先輩から指示された業務に対して、指示通りに従わなかったり反論したことがあるのであれば、「意地っ張り」や「素直じゃないな」と思われている可能性が大いにあります。

ですがあなた自身にも意地を通した言い分がきっとあるはずですし、結果として正しかったこともあったはず。しかしそれでも認めてくれない周囲の状況に、焦ったり、もどかしく感じることもあるでしょう。

素直になれない理由とは

素直になれない理由とは

素直になりたいと思っていても長年貫いてきた自分の性格のため、そう簡単に変わることはできません。なかなか素直になれない人は、自分とどのように向き合えば良いのでしょうか。次は、素直になれない人の3つの原因や理由についてご紹介していきます。

(1)周囲の人を信頼できていない

素直になれない人は、職場などの周囲の人を信頼することができず、相手の助言や指示内容を否定的に受け止めてしまっています。つまり、「周囲に対して心を閉じてしまっている状態」になってしまっているといえます。

素直になれない人は自己防衛本能が強いと同時に、心を開くことができない「弱さ」を併せ持っており、その弱さを隠すために相手に強がった発言や姿勢をしている傾向があります。人一倍、承認欲求が強いあなたが素直になるためには、まずは自分から閉じている心を開いて相手を信頼し、話を肯定的に聞くことが必要です。

(2)プライドが高く、負けず嫌い

素直になれない人はプライドが邪魔をして、周囲のアドバイスや意見を受け入れることができないことはよくある話です。その中でも、特に自分が専門としている分野や自信のある業務について指摘されると、その指摘された内容はともかく「あなたには関係ない」「言われる筋合いはない」といった反発心が生まれてはいませんか。

プライドが高い人は自分のテリトリーに入られたり本当の自分を見透かされると、防衛本能からその相手を攻撃してしまうことも。ですが相手は同じ会社の「仲間」です。組織や事業をもっと良くしたいという想いから出た発言という前提で、相手の言葉を受け入れることが大切です。

(3)自分を実体よりもよく見せる

誰しも周りから評価されたい、認めて欲しいという承認欲求があります。それは本来、「ありのままの姿」のはず。あなたの実体よりも自分をよく見せようと頑張れば頑張るほど、自分を偽ることになってしまい、素直になることとはかけ離れてしまいます。

実体よりもよく見せる人は、本当の自分を見せることで自分が傷ついたり、否定されることに恐怖心を持っています。ですがまずはあなたから心を開いて、ありのままの自分で周囲と接することを心掛けてください。それが素直になるための第一ステップとなります。

素直になれない人の3つの原因・理由について説明しましたが、当てはまる項目はありましたか。職場において素直になることは良いことですが、素直な人にもその性格上のデメリットが存在します。続いては、素直な人の職場でのメリット・デメリットについてご紹介していきます。

素直な人の職場でのメリット・デメリット

素直な人の職場でのメリット・デメリット

素直な性格の人のメリット

まずは素直な性格の人の職場でのメリットをご紹介していきます。

(1)情報が得やすくなる

仕事の進め方を教えても、教えた通りにやらない、知ったかぶりをする、そもそも教わる立場としての姿勢ができていないような素直でない人とは、コミュニケーションがうまく取れません。そのため素直になれない人に周囲は敬遠してしまい、良い情報が入ってきにくいといえます。

一方で素直な人は、教わる姿勢が備わっており、分からないことは分からないと言え、また伝えた内容通りに進めてくれるため、信頼度が高まります。そのため、仕事を進める上で役に立ついろいろな情報が入ってきやすいといえます。

(2)困った時に周囲の人が助けてくれる

素直とは、性格や態度にひねくれたところがない様。誰しも自分の指示した通りに仕事を進めてくれる人を信頼するとともに好意を示すものです。そんな素直な部下が困っている姿を見て、放っておける人は少ないでしょう。

また素直な人は、助けてもらったことに対して素直に「ありがとうございます」と言えます。そのため、助けた方に嫌悪感はなく、また困ったときに自然と手を差し伸べてくれることでしょう。

(3)周囲のあなたに対する評価が上がる

仕事はチームや組織で取り組むもの。個人プレーでどんどん進めていくものではありません。素直な人は自分に任された仕事を的確にこなし、またチーム内共有を欠かしません。一方で素直じゃない人は、自分のやり方で勝手に進めてしまったり、自分の意見を押し通そうとするあまり、チーム内の輪を乱してしまいます。

あなたのチームメイトや部下に上記の2者がいた場合、どちらを評価するでしょうか。答えは明白ですよね。

次は素直な性格の人のデメリットについて解説していきます。

素直な性格の人のデメリット

続いては、素直な性格の人のデメリットについて解説していきます。素直な人にもメリットがあればデメリットも存在します。しっかり確認しておいてくださいね。

(1)八方美人との誤解を与えてしまう

どのような会社にも人間関係の摩擦や衝突が少なからず存在しています。しかし素直な人はそれらに巻き込まれることを嫌い、自分の意見は口に出さずにやり過ごそうとします。

どの人とも円満な関係を築いている素直な人を見て、それを良く思わない人がいることも事実。「誰にでも良い顔をする」「自分の意思がない」と軽く見られることもあります。

(2)いじられキャラになりやすい

素直な人は、周囲の人からの話を受け入れやすいその特性上、なんでも話しやすい人柄でもあります。そのため、軽いジョークやいじられ役となってしまう傾向もあります。良く言えば「愛されキャラ」、悪く言えば「いじられキャラ」ということです。

(3)余計な仕事を依頼されやすい

素直な人は仕事を依頼されても、嫌な顔をせずに引き受ける傾向があります。そのため、仕事を押し付けられても断れず、多くの仕事を抱え込んでしまう可能性もあります。

なんでも仕事を引き受けていると業務量がパンクして締め切りなどに間に合わない事態を引き起こすため、結果として会社や周囲の人に迷惑を掛けてしまいます。素直な人は、自分の容量や今抱えている仕事量を把握してから、次の依頼を受けるべきか考えるようにすることが大切です。

次はいよいよ素直になりたい人が素直になる7つの方法をご紹介!

素直になりたい人が素直になる7つの方法

素直になりたい人が素直になる7つの方法

今のあなたの人間性や性格は、これまでの長い人生を歩んできた中で様々な出来事や経験を積んだことによって作り上げられてきました。そのため「性格を変える」ということは、一朝一夕でできるものではありませんが、自分を変えたいという強い気持ちを持つことが大切です。その意識を持って、素直になる7つの方法をご覧ください。

(1)感謝の気持ちを言葉に出す

自分の身の回りの仕事に対して、周囲の人がアドバイスやサポートをしてくれることは日常茶飯事に起こっているはず。これらは例え、相手の担当業務であったとしても「やってくれて当たり前」ではありません。もしこれまで感謝やお礼の言葉もなくやり過ごしてきたのなら、今日からは一言、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。

「いつもありがとうございます」 「助かりました、ありがとうございます」

それだけで周囲はあなたに対して見る目が変わります。素直な人は自分から心を開き、相手のことを信頼しています。その第一歩として「ありがとう」を素直に伝えること。ぜひ実践してみてください。

(2)批判されても、相手の意見を受け入れる

上司から注意されたとき、開口一番に「けど」や「でも」という言葉を伝えてしまう人がいます。素直さというのは、まずは相手の意見にも耳を傾けること。上司は決してあなたを陥れようとか、困らせるつもりで注意をしているわけではありません。また「自分は正しい」という固定概念から反論してしまいがちですが、「上司はこの業務に対してこんな意見を持っているんだ」と一旦受け入れ、多くの意見や考えの中の一つと理解することも大切です。

「相手を信頼し、その上でまずは話を聞く、聞いたらその通りやってみる」ことが第一ステップ。その結果、仮に上司に注意されて取り組んだ方法が自分に合わないのであれば、冷静に落ち着いてそのことを相談するようにしましょう。

(3)本音を話せる相手を見つける

素直になれない人は、本当の自分を相手に見せることが苦手です。それは心を許すと、自分が傷つくかもしれないという怖さから起こる自己防衛本能に他なりません。まずは自分が信頼できる同僚や友人に対して、素直になることから始めてみましょう。なぜなら、信頼関係ができていないと相手に対して素直になることは難しいからです。

そこからトレーニングを始め、それをどんどん職場の人に移行させていくことが大切です。

(4)プライドを捨てる

プライドの高い人にとって、自分をさらけ出してオープンにすることは抵抗があると思います。それは相手よりも優位に立ちたいという心理が無意識に働いているから。しかし素直な自分の気持ちを開示することは悪いことでも弱みでもありません。むしろ、相手の弱みを知ることで理解できることもたくさんあります。完璧な人間に見せることが、実は大きな壁を作っているのです。

会社のメンバーは皆、仲間です。できないことやわからないことはあって当然。それを補い合うために色々なバックグラウンドを持った人が会社には集まっているのです。あなたのプライドを捨てて、素直な一面を見せることがとても大事です。

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