有給の休み明けの挨拶で伝えるべきお礼マナー

昨今ネットでは、有給休暇取得や取得後に関する識者のマナーに関する企画記事が話題を呼んでいます。例えば有給休暇を取得した翌日はお菓子の差し入れをした方が良いと言った識者の意見について「そこまで必要か」と反発や疑問を呈する読者の方が多かったようです。そこで今回は当サイトにおいても「有給休暇取得後のお礼のマナー」について、その有無の必要性も含めて真正面から取り上げてみることにします。


有給休暇取得の理由にマナーは必要か

今回の記事は「有給休暇取得”後”」のマナーがテーマですが、まずは話題を呼んだ有給休暇取得理由にマナーは必要かについて明確にします。有給休暇については、平成28年より年間5日を取得させることが会社側の「義務」となります。つまり、最低年間5日は義務として有給休暇を消化しなければなりません。

つまり、どんなに忙しい会社であっても年間5日間の有給休暇取得は「最低限とらねばならない」ものであり、その有給取得の「理由」にマナーが問われる話ではない・・と言うより制度趣旨から言って「理由」が問われてはならないのが「有給休暇」と言えます。


個人的希望や事情で有給休暇取得日を指定した場合

ただし、有給休暇は通常の公休日とは異なりますので会社側の指定日ではなく「本人が希望する日」で消化する場合もあり得ますが、自分の希望通りに有給休暇がとれた場合にもマナーについて何も考えなくて良いものでしょうか。この場合は「有給休暇をくれた」という意味でマナーが必要なのではなく、「自分の希望を叶えるために調整してくれた、協力してくれた」という点に対して上司や周囲へ感謝の意を伝えた方が「職場での円滑なコミュニケーションをはかる」という意味で必要と言えます。

また、多くの会社がぎりぎりの組織体制で事業を運営している状況の中、どの会社にも特に忙しい時期があるものです。その忙しい時期の真っ只中において仮に「自分の希望」ではなかったとしても、病気等でやむを得ず有給休暇を取得したといった場合はどうでしょうか。どのような理由であれ、また有給休暇の取得が正当な権利であれ、皆さんが休暇を取得すれば皆さんの上司や同僚、後輩等が皆さんの仕事をカバーする必要が生じますので、多忙な中、更に負荷がかかることになります。

この点は逆の立場で考えてみればわかりますが、繁忙期に有給休暇をとった同僚が出勤してきた際、全く無言で何事もなかったような顔をしていたとすれば決して良い気はしないですよね。つまり個人的事情で周囲に迷惑をかけた、あるいは協力してもらった場合には社会人として果たすべき儀礼があり、そうした儀礼を果たすことがマナーとして大切だということです。

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