ブラック企業の特徴8選

「ブラック企業」という言葉は流行語大賞にノミネートされるぐらい、世間を賑わし、広く知れ渡るようになった言葉となりました。そのため合理的な理由や根拠もなく、「あの企業はブラック企業だ」という噂が勝手に拡がってしまう場合も見受けられるようになりました。就活生の皆さんはブラック企業かどうかを噂だけで判断せず、合理的な基準をもって企業を評価することが大切なことです。そこで今回は読者の皆さんが噂に惑わされることなくブラック企業を見極めることができるよう、ブラック企業の客観的な特徴についてご紹介します。


ブラック企業の定義はあいまい

そもそもブラック企業とは厚生労働省が、法令を違反し続ける労働働環境のひどい企業に対して、改善が見られない場合は「ブラック企業」として公表する是正指導を行っていますが、今や社会問題と化してします。ブラック企業と位置付けられる具体的な定義は設定されておらず曖昧な状況となっていますが、その問題は根深いといえます。


そもそもブラック企業とは

ブラック企業とは「労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業」のことを意味します。業務上の問題はもちろん、パワハラやセクハラなどによって肉体的にも精神的にも追いつめて自主退職に追い込むことが常態化してしまっています。


ブラック企業の特徴

ブラック企業の特徴

(1)サービス残業が常態化している企業

ホワイト企業であっても、深夜まで残業が続くことはあります。そのため、単に残業時間が多いという理由だけでブラック企業に認定することは早計といえます。では残業時間はブラック企業の物差しにならないかというと、そうではありません。ブラック企業と一般企業を隔てる大きな違いは「サービス残業」の有無です。

社員が残業したときは正当に残業代を支払い、サービス残業をさせていないのなら、長時間の残業が生じていたとしても直ちにブラック企業とは言えません。ブラック企業は「残業を半ば強制するが、人件費は支払いたくない」という企業。

例えば定刻になったら社員にタイムカードを打刻させ、以後の勤務時間をサービス残業にすれば余計な費用を一切支払わなくて済み、残業代を圧縮することができます。しかし残業代の意図的な削減は、明らかに労働基準法違反となります。つまり法律を犯してサービス残業を常態的に強いている企業が、典型的なブラック企業の特徴です。

(2)休みが取れない企業

会社は法規上の規定に則って一定期間勤務した社員に対して、年次有給休暇を10日与えなければならない他、最低でも週1日以上の休日を与えなければならいことが労働基準法において定められています。

ブラック企業はこうした法規すら無視し、休日や有給休暇を社員に与えようとしません。ホワイト企業であっても一時的には社員が休日を取得できない期間が生じる場合もあります。しかし、ホワイト企業は休日出勤させた場合には必ず代休を取得させます。つまりブラック企業とは休日を与えないだけでなく、代休も取得させてはくれません。

(3)成果を上げても、昇格や昇給のない企業

ブラック企業は社員を「人材」と考えず「(使い捨て可能な)道具」と考えます。それがサービス残業を強要したり、休日を与えなかったりといった労働時間に関する処遇で表れるのですが、それは給与面でも同様です。ブラック企業は薄給でしか社員を処遇しません。利益が十分に残っていたとしても、新卒並みの給与しか支払わないということを平気で行います。しかも新卒で入社した社員の場合は、入社して数年経過しても一向に昇給せず、ボーナスも満足にもらえないケースもあります。

非正規雇用と呼ばれる人々が増加している状況にある中で、処遇が悪くとも「正規雇用」という条件につられて入社を希望する人も多いことから、こうした処遇がまかり通ってしまう現状があるようです。しかしこのような処遇では名目上正規雇用であっても、社員は満足に食べていくことができません。

(4)社長の指示は「絶対」という企業

ホワイト企業は組織の風通しが良く、また会社を良くするための建設的な意見なら部下が上司に対して提案したり、異論することは許されています。その点でブラック企業は上司はもちろん、特に社長に対して意見することはご法度であり、社員は絶対服従することが前提となっています。俗に言われるワンマン企業です。

ですがワンマン企業が必ずしもブラック企業だとは限りません。ブラックかどうかを隔てる境目は、労基法を無視した理不尽な労働条件で働かせ、それに歯向うことを許さないかどうかという点です。ワンマンであっても法律や社会的なルールをちゃんと守り、また、何より働いている従業員のために尽くそうとしている経営者が経営している企業はブラック企業ではありません。

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