【上司の役割】部下に果たすべき6つの責任

【上司の役割】部下に果たすべき6つの責任

役職を与えられるなどによって社内での立場が変われば、仕事で果たすべき役割も当然変わります。これまでは個人プレーヤーとして成果を上げることに集中するだけでよかったものが、部下を管理する立場になると、チームや部署に課せられた全体目標を達成することも要求されるようになります。では一体、会社側から求められる、上司が果たすべき役割や責任にはどのような項目があるのでしょうか。ご紹介していきたいと思います。


上司の6つの役割・責任

上司の6つの役割・責任

プロジェクト全体の進捗状況を管理する

上司になると、自分の管理する課やチームの売上目標を達成する責務を負います。売上目標の進捗に遅れがないか、チームやプロジェクトにおける仕事の状況を把握し、都度適切に指示を出すなどして、管理を行うことが求められます。「管理職」という言葉どおり、仕事を管理することが上司の主な役割となります。

もしもトラブルが生じてプロジェクトの軌道修正を迫られたり、プロジェクトの進行状況に問題が発覚した場合には、これまで培ってきた経験やノウハウを生かして迅速に対応することで、部下が安心して仕事を進められる環境を作ることも上司の大切な役割です。常に全体を見渡し、柔軟な対応を持つことも、上司の能力のひとつだと言えるでしょう。


部下のモチベーションをコントロールする

上司には、部下のモチベーションをコントロールするという大切な役割があります。また、部下の能力を最大限引き出してパフォーマンスを高めるためにも、上司のモチベーターとしての役割は欠かせません。そのためには部下を適切な方法でほめたり、叱ることが大事です。それぞれの方法を見ていきましょう。

部下をほめる方法

例えば、部下が担当する仕事で高い成果を上げたときは、みんなの前でしっかりと褒めることで、他の部下のやる気を引き出し、部署全体の空気をより良いものにしていくことができます。部下のやる気を引き出す上手な褒め方のポイントをご確認ください。

◎部下のやる気を引き出す上手な褒め方のポイント
(1)仕事のプロセスをほめる
仕事の進捗途中に褒めることは、仕事の進め方を承認することでもあります。上司の評価によって部下は、安心して業務を続けることができるのです。また作業の苦労や努力を認めることにより、部下の士気を高めることにもなるのです。
(2)仕事の成果をほめる
部下から仕事の完了報告が上がってきたら、成果物にくまなく目を通して、適切な評価のもと、具体的に褒めましょう。目標や計画を達成した部下は、上司に認められたいと思うものです。
(3)すぐにほめる
部下が成果を上げたら、その場で具体的にほめてあげることが大事です。その場に他の社員がいるときは、部下が目標達成したことを知らせ、みんなで拍手をしたり、朝礼や終礼の場で、部下を褒め称えてあげましょう。

部下にとっての最大の理解者は直属の上司です。上司のために仕事をしている訳ではないにしても、部下の心の中には「上司にほめられたい」「上司に評価されたい」という意識があります。上司の喜ぶ姿は、部下にとってはモチベーションが上がる要因であることを理解しておきましょう。

部下の叱り方

一方で、部下が仕事で失敗をしてしまったような場合には、人前でさらし上げるようなことは行ってはなりません。叱るときは要点をまとめたうえで手短に行い、さらに人に見えないところで怒ることも重要になります。他の部下から守ることで、叱る対象の部下のやる気をそがないようにする工夫が必要なのです。部下を叱るときのポイントをご覧ください。

◎部下を叱るときのポイント
(1)人前で叱ってはいけない
誰しも自分が上司に怒られている姿を、他の社員に見られたくないものです。部下のプライドを傷つけてしまうことにもなり兼ねないので、叱るときは会議室や個室に呼んで、2人きりの場を作るようにしましょう。
(2)冷静かつ具体的に叱る
部下を感情的に怒って責め立ててしまうと、その後、上司に対する恐怖心が芽生え、上司の顔色を伺って仕事をするようになってしまいます。本来、叱る目的は、部下が同じ過ちを犯さないように正すこと。自身の感情抜きで、冷静に伝えることが重要です。
(3)他の社員と比較して叱らない
「どうして◯◯はできるのに、お前はいつまで経ってもできないんだ」という叱り方をすると、部下は自尊心が傷つき、上司に対する信頼を失ってしまいます。比較するときは他人ではなく、その部下の過去と比較するようにしましょう。
(4)人格ではなくプロセスを叱る
「お前は本当にダメなやつだな」など人格を攻撃する叱り方は他の社員と比較されたときと同様、部下はショックを受け、自信を失ってしまいます。人格ではなく仕事のプロセスを叱ることが部下のモチベーションを高める上で大切です。

上司は会社の立場や権限が部下よりも上であることから、気を使わず接するなかで、何気ない一言が部下を傷つけてしまうことも少なくありません。上司からすれば些細なことでも、部下の心は繊細だということを理解した上で、部下の気持ちになって言葉を選んで伝えることが上司の役割ともいえるでしょう。


部下の失敗は上司の責任

上司は部下の能力や経験値に応じて、適当なレベルの業務を割り振ることも役割のひとつです。そのとき、一度部下に任せると決めた仕事は、ある程度の裁量を与えて仕事に挑戦させましょう。監視をしたり、過度な口出しは、部下のやる気を奪ってしまいます。部下の報告・連絡・相談のタイミングに、適切なアドバイスをすることで部下は成長していくのです。

また任せた仕事にミスが発覚し、それが原因でトラブルやクレームに発展した場合、その責任は上司が取るのが筋です。なかには部下に責任転嫁する上司もいますが、本来、上司とは部下の責任を取ることが最も大事な役割です。もちろん、ミスが起きないよう、確認体制をしっかり構築することは大前提ですが、部下が安心して仕事ができる環境を作るのは、上司の役目なのだということを理解しておきましょう。


言葉よりも行動で示す

現場の状況を理解していない状態であれこれ指示を出す上司は、上司失格であると同時に、部下からは煙たがられます。ですが残念なことに、部下を働きアリのようにこき使い、自分は高みの見物になっている上司は意外に多いものです。

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