部下のやる気を出すのが「上手い上司」と「下手な上司」の違い

上司の一言や対応が部下のやる気を大きく引き出すこともあれば、部下を落ち込ませ、やる気も失わせてしまう場合もあります。部下のやる気は上司の能力次第であることは間違いありません。その部下のやる気を引き出すことが抜群に上手い上司の方が存在しますが、そのような方々と下手な上司の方々にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は部下のやる気を引き出すことが上手な上司とそうでない上司の違いについて、解説することに致します。


仕事においてモチベーションの重要性や大切さを理解している

部下のやる気を出すのが上手い上司は、やる気を出させること即ちモチベーションが仕事を行う上で大変重要であることを心底理解しています。心底理解するとは、理屈ではなく自分の経験等に根ざした信念のようなものがあるといったことです。そうした強い信念があるからこそ、それを高めるためにはどうすれば良いかを常に優先的に考え実践しようと努力します。その結果として、部下のやる気を引き出すことが上手な上司となる訳です。

中には人をその気にさせる天賦の才を有する人もいるかも知れませんが、そのような人物は一握りです。部下のやる気を引き出すことが上手な上司とは「やる気ほど大切なものはない」といった強い思いに基づいて、時に悩みながら諦めることなく努力したから上手になるのです。逆に言えば、理屈でしかモチベーションの大切さを理解できてない上司はそうした努力をしない、または後回しにするため、結果的に下手なままとなります。


言葉だけでなく表情や態度、口調、仕草等が実は影響が大きい

ネット上には「この一言で部下のやる気が大きくなる」といった類のタイトルが、検索すると多数ヒットします。確かに「言葉」は部下のやる気を引き出す上で大切ですが、言葉さえ優れていれば部下のやる気を簡単に引き出すことは出来るのでしょうか。部下のやる気を引き出すことが上手な上司は、部下にかける言葉と同等、もしくはそれ以上に自分が部下に示す表情や態度、口調、ちょっとした仕草も部下のやる気を大きく左右してしまうことを理解しています。

例えば部下に目線を合わさず気のない口調で「頑張れ」と声をかけた場合と、部下に優しい表情ながら真剣な目と口調で「頑張れ」と声をかけた場合、同じ「頑張れ」という台詞であっても後者の方が圧倒的に効果的です。このような態度や仕草、表情と言ったいわゆる非言語部分次第で部下のやる気は大きく左右することをよく理解している上司は、言葉だけに頼らずそうした非言語部分にもついても最大限気を払い、部下のやる気を引き出そうと心掛けるから同じ台詞で声をかけても部下のやる気をより多く引き出せるのです。


タイミングや場面の重要性を理解している

部下のやる気を引き出すことが上手な上司は態度や仕草、表情だけでなく、部下のやる気を引き出すために効果的なタイミングや場面があることをよく理解している上司です。例えば部下を褒める場合は、例えば朝礼やミーティングの機会を上手く活用して自分だけでなく周囲からも評価されるよう工夫したり、逆に叱らなければならない場面では周囲の視線等を考慮し、本人の自尊心ができるだけ傷つかないよう場所やタイミングを慎重に選んで叱るよう心掛けます。

逆に部下のやる気を引き出すことが下手な上司は状況やタイミング、場面等をあまり考慮せず、自分の感情に従って褒めたり、叱ったりする上司です。たまたまそれがベストなタイミングだったという場合もありますが、自分の感情主体で判断していれば適切なタイミングとは言えない場面も出てきますので、そうなれば仮に褒めてもそれほどやる気を引き出すことが出来なくなってしまいます。

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