部下を叱るときに心得ておくべき4つのポイント

近年は少子化の影響もあってか、親が子供を厳しく叱って育てるケースが少なくってきました。そのため、叱られることに慣れていない新入社員は増加する一方といった状況で、上司の皆さんにとって部下の叱り方はますます難しくなってきたと言えます。では今時の部下を叱るためには、どのようなことを心得ておけば良いのか。悩める上司の皆様へ部下を叱る場合の心得をお伝えして参ります。


①「怒る」のではなく「叱る」

部下を叱る上で最も大切なことは「怒るのではなく叱る」ことです。部下を叱っているつもりが、実は自分の腹いせを感情的に部下へぶつけるだけになってはいないでしょうか。「怒る」というのは感情的に腹を立てて憤ってしまうことです。一方「叱る」というのは相手のためを考え、あるいは相手の成長を願い、厳しい口調で相手を指導したり、注意したりすることです。こうした違いは頭で理解できていても、実際に叱る場面ではつい「怒ってしまう」場合が少なくありません。

例えば「ここに気をつけておくように」と指示したばかりなのに、その気をつけるべき点をすっかり忘れて部下が失敗してしまったような場合、怒ることなく叱ることは難しいものです。従って頭だけで理解しておくのではなく、アクション上の対策も必要です。

具体的な対策としては、怒りたくなったらまず大きく一度深呼吸すること。怒りの感情を呑み込むことができることと、深呼吸によって冷静さを取り戻すことができるためです。次にどのようなことを部下に伝えようとしているのか、台本を頭の中でチェックし「怒り」に任せて感情をぶつけようとしていないか冷静に確認してみることです。伝えようとしている内容を文章化するだけでも、怒りの感情をぶつける台詞は解消し、成長を願った冷静な指導内容に改めることができるようになります。


②できるだけ「恥」をかかせてはならない

部下には個人としての人格もあるし、程度の差こそあれプライドもあれば羞恥心もあります。部下にしてみれば「叱られる」という状況だけでバツが悪いものですし、周囲の目が大変気になるものです。一方、上司の席は多くの場合部下を見渡せる位置にありますので、そこで叱っていれば仮に小声であったとしても部下を叱っている様子は周囲からすぐにわかります。そうした状況のまま多少時間をとって叱ってしまうと、部下にしてみれば「恥をかかされている」という意識の方が膨らんでしまい、たとえ叱っている内容が適切であっても素直に聞けなくなってしまいます。

従って、叱る場合に少し時間を要しそうなら会議室や客間等、移動してから叱るといった配慮が必要ですが、もう一つ加えるなら、移動する際にも周囲からできるだけ悟られないよう「配慮」することも今時の部下を叱るなら必要なことなのです。

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