ランチェスター戦略とは

ランチェスターの戦略について、皆さんはどの程度ご存知でしょうか。大戦時に生まれた戦争の戦略、ランチャスターという人物が生み出したビジネスにも応用できる戦略等々、こうした情報はご存知の方も多いでしょうが、具体的な理論となるあやふやになってしまうという方も多いと思われます。そこで今回は皆さんがランチャスター戦略とは何か、ランチェスター戦略の基本的な考え方を中心に解説して参ります。


ランチャスター戦略の起源

ランチェスター戦略ランチェスター戦略のベースとなる理論はご承知の方も多いと思いますが、元々軍事力の研究から導き出された法則がベースになっています。その法則は英国のエンジニアであったフレドリック・W・ランチェスターが発見したもので、戦争における主に兵力数と武器効率が戦争の勝敗とどう結びつくかを統計的な数理論から法則を導き出したものです。

この法則は市場競争を「戦争」と捉えることで応用できたことから、後に軍事だけでなく経営戦略等にも活用されるようになり、それが現在の「ランチャスター戦略」と呼ばれるようになったのです。


ランチェスター戦略の基本「強者」と「弱者」

強者と弱者ランチェスター戦略は大変奥が深く、理論をしっかりとマスターするには時間をかけて学習する必要があります。その上でランチェスター戦略の「基本」に特化して説明するならば、ランチェスー戦略は市場におけるプレイヤー(企業)を「強者」と「弱者」に区分して「強者」がとるべき経営戦略は何か、「弱者」がとるべき経営戦略は何かを明らかにしたものと言えます。ではランチャスター戦略における「強者」とは、また「弱者」とはどのような企業をさすのでしょうか。


「強者」とは・「弱者」とは

強者の戦略ランチェスター戦略における「強者」とは「市場で第一位のシェアを獲得している企業」のことです。一方「弱者」とは「強者以外」、即ち第二位以下の全ての企業であり、大企業であってもランチェスター戦略上では「強者」ではなく「弱者」にグルーピングされます。但し、この点がランチャスター戦略の奥深い点ですがこの「第一位」という地位は市場の局面によって変化する点が大きな特徴です。

例えばシャンプーを製造販売しているAという企業があったとして、日本全国での売上やシェアで一位だったとします。A社は日本全国という局面でみた場合「強者」に位置付けられます。しかし、仮に男性と女性で市場を分けて比較したところ男性市場では1位だが女性市場では3位になるとすれば、「男性市場」という局面でA社は引き続き「強者」ですが、「女性市場」では「弱者」となるのです。

ではそうした局面ごとの市場シェアで1位となった「強者」が取るべき戦略とはどのようなものでしょうか。また、「弱者」となった企業が取るべき戦略とは如何なるものなのでしょうか。

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