自責思考・他責思考の4つの違い

自責思考・他責思考という考え方がビジネスシーンで注目されています。問題が起こった時に自らを変革することによって状況を改善しようとする自責思考、そして他者を変えることによって状況の改善を試みる他責思考をうまく使い分けてより良いビジネスライフを送るにはどうすればいいのでしょうか?今回は自責思考と他責思考の違いについてご紹介していきます。

自責思考・他責思考とは

自責思考・他責思考とは

自責思考の意味

自責思考とは「何か問題やトラブルが起こった時に自らに原因があるとして、自らの改善を試みる傾向がある思考」のことを言います。自責思考の人はミスを起こしてしまったとき、次に同じ失敗をしないように自分の行動を振り返り、改善することを主として考えます。

自責思考は責任感や周囲からの信頼と結びつくものの、行きすぎた自責思考はストレスを生み、鬱・精神疾患などにつながる危険性さえあります。また、変動していく社会や市場においては柔軟な思考力が必要であり、自分以外の要素に対する関心が必要になります。

他責思考の意味

自責思考と対比される、他責思考と呼ばれるものがあります。他責思考とは「問題の責任の所在を自分以外に求める思考法」です。何かが起こった時に他者の責任にして責任逃れをする、という意味合いの場合には当然問題が起こることになります。もしすべての人が問題を他者のせいにして責め続けると、どこにも改善を試みる人がいないということになり、責任のたらい回し状態が生まれてしまいます。

自責思考も他責思考も実は繋がっている?

自責・他責という思考法はどちらも両極端まで行くと問題を引き起こし、さらには反転したような状態が生まれます。例えば、自責を続ければうつ病などになり、世界のすべてを恨んでしまうような究極の他責の状態になります。また、他責を続ければ組織改善がなされず、結果的に無責任状態が横行し、自らの改善を突きつけられざるをえません。それでは、その先にはどのような思考があるのでしょうか?

組織の構造上の欠陥を指摘する「システム思考」は、自分を含みながら組織の制度などに原因を求めるという意味で自責・他責思考の統合された状態と言えるかもしれません。システム思考は「問題の個別解決ではなく、全体解決を図る」場合に使われる手法で、より広い視野を持った問題解決を試みる手法です。

例えば、仕事上でミスがあった時、同様の事例が他の部署で起こっている場合にはそれは個人の問題ではなく、システム上「自然に」発生する問題である可能性があります。そこで、そのシステム構造上の問題をあぶり出し、問題の「根」を改善することにより全体の改善を試みることができます。

例えば仕事でミスをした時、自責思考の人は自分を責め、改善努力を自らに課すことで勤勉になる傾向があると思います。一方他責の人は他者を責め、ミスの原因となった部下の配置換えなどを考えるかもしれません。前者が「責任感ある人」と映る一方で、自責思考が行き過ぎると精神疾患に陥ったり、また自責によって改善努力をしない他者を見下す、周囲に威圧感を与えるという意味で他責傾向に容易に陥ってしまう傾向があります。

自責思考と他責思考の人の4つの違い

自責思考と他責思考の人の4つの違い

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