ハンコ・印鑑の種類【意味・用途の違いまとめ】

日本は欧米と異なり、署名ではなくハンコ(印鑑)を意志の証明とする文化を有しており、仕事のみならず日常生活においてもハンコが活躍する場面は数多くあります。しかし、それだけ身近な存在でありながら改めて「ハンコ」とは何か、ハンコにはどのような種類があるかなど、皆さんはハンコについて雄弁に回答できる自信はあるでしょうか。今回は知っているようで意外に知らないハンコの種類やそれぞれの役割などについて、ご紹介します。

ハンコ(判子)とは

改めてハンコとは何かを確認しておきましょう。

ハンコ(判子)とは
金属や竹、木などを素材として企業名や個人名の印を彫刻したモノ。朱肉をつけて印影・印痕を残すことにより、その責任や権威を証明する時に使用する。

ハンコ(判子)の別の呼び方として、「判(はん)」「印(いん)」「印顆(いんか)」「印形(いんぎょう)」「印判(いんはん)」などがあります。

ハンコ・印鑑・印章の違い

続いては「ハンコ」「印鑑」「印章」の3つの違いについてご説明していきます。ハンコ(判子)は上述した通り、企業名や個人名を彫刻したモノ。そして印章(いんしょう)は、ハンコ(判子)の正式名称を指します。つまり日常生活では「ハンコ」と呼ぶのが一般的ですが、正しくは「印章」というのです。

そして印鑑の意味は、地方自治体に届出している実印や、金融機関に銀行印として登録している銀行印の「印影」のことを指します。以下にハンコ・印影・印章の意味をまとめたのでご覧ください。

ハンコ(判子) 金属や竹・木などの素材に企業名や個人名の印を彫刻したモノ
印章 ハンコ(判子)の正式名称
印鑑 実印や銀行印などの印影のこと

ハンコのことを印鑑と呼称するのが一般常識化していますが、正しくは印鑑とは印影のこと。改めて意味を理解し直しましょう。

個人のハンコ(判子)・印鑑編

個人のハンコ(判子)・印鑑編ハンコの利用者は大きく「個人」と「法人」に区分することができます。そこで「個人」と「法人」に大きく区分けたしたうえで、それぞれで使用される各種のハンコについて紹介することにします。

(1)実印

実印とは、自分が住んでいる地方自治体(市区町村)に戸籍において記されている姓名を彫ったハンコを実印登録申請し、行政側の基準で審査した上で受理されたハンコ・印章のことをいいます。役所で登録手続きしていないハンコは「実印用」として購入したとしても、その時点では実印とは呼べないのです。

(2)銀行印

個人が銀行で口座開設する際に、ハンコの印影を「銀行印」として登録し、銀行側が受理して口座用の印鑑として認めてもらえてはじめて「銀行印」となります。

銀行印の特徴は、口座を開いた銀行でのみ有効になるということ。同一のハンコを複数の銀行に「銀行印」として登録すれば、同じ印鑑が銀行印として機能しますが、異なる印鑑で登録すれば、他行で登録した銀行印は認められません。

(3)認印

認印は印鑑登録をしていないハンコ(判子)のことをいいます。認印を押印すると個人が同意した意思表明になりますが、その範囲は社内の回覧資料や事務書類などに限られます。例えば、町内会の回覧板ではその個人が回覧板を見たかどうかだけ確認できれば良いので、このような簡易的な確認目的で使用するハンコが認印です。第三者に対して同意したことを証明する書類(契約書や役所に提出する書面)については利用できません。

認印とシャチハタの違い

ここで認印とシャチハタの違いを整理しておきます。シャチハタとは、朱肉のいらないインク浸透型のゴム印のことをいいます。シャチハタは認印の一種であり、現在シャチハタを公的な書類や契約書に捺印することは認められていません。つまり実印として印鑑登録したり、銀行印に登録することはできません。

ページ:

1

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

Like Box

ピックアップ記事

  1. 「効率」と「能率」の正しい意味・違い

    仕事の効率性を高めるという意味で「効率」という言葉が多用されています。一方で似たような「能率」という…
  2. 責任転嫁する上司の対処法

    責任転嫁する上司の対処法

    あなたの会社には、ミスや失敗を責任転嫁する、無責任な上司はいないでしょうか?ミスが発覚すると「この問…
  3. 忍耐力を鍛える7つの方法

    嫌なこと、苦しいこと、辛いことに遭遇したとき、あなたはどうしますか?生活の中では否応もなく精神的に辛…

オススメ記事

ピックアップ記事

  1. 就職もしくは転職を果たすためにまず突破しなければならない第一関門と言えば、「書類選考」ですよね。その…
  2. 事務系の仕事に限らず、ビジネスマンが様々なビジネスシーンで活用している表計算ソフトと言えばマイクロソ…
  3. 面接試験では「定番」と呼ばれる質問事項がいくつかありますが、今回のテーマである「最近気になったニュー…
  4. 一時期「学歴社会は崩壊した」といった指摘がなされていた時期がありましたが、一昔前ほどではないものの、…
  5. 特に個人宅を対象としたセールス電話や訪問営業は、例えば意志決定できるご主人の帰宅時間の関係で夜遅くで…
  6. パワーハラスメントとは、職場において権力のあるものがないものに対して行われる「嫌がらせ・いじめ」のこ…
ページ上部へ戻る