【管理者は要注意】「怒る」「叱る」「指導する」の違い

自分が組織の中で管理者の立場になった時に気を付けたいのが、部下や同僚への対応です。特に「怒る」と言う事に関しては、意味をはき違えて理解していたり、そもそもただ感情を露わにするだけでしかない行動であったりと、実はしっかりとその意味を理解できていない人も多く見かけます。

そこで今回は「怒る」「叱る」「指導する」の違いについてお話したいと思います。一見どれも似たような言葉で同じような意味を表す言葉に見えますが、厳密には違う意味を持ちます。あなたが職場で行っている行為はどれに当たるのか、管理者として知っておかなくてはいけないことでもありますので、ご自分に照らし合わせて考えてみて下さい。

「怒る」と「叱る」の違い

まずややこしいのは、「怒る」「叱る」それぞれの言葉についてではないでしょうか。どちらも同じような意味の言葉だと捉えている社会人も多いようですが、これらの違いについてしっかりと理解しておく必要があります。まずこれらの言葉を辞書で調べてみますと、以下のような意味を持つことが分かります。

【怒る】 1 不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。 2 よくない言動を強くとがめる。しかる。

【叱る】 目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。

「怒る」の中に「叱る」という言葉も出てくることから、同じような意味だと考える人も多いようですが、厳密には大きな違いがあることを理解しておく必要があります。それは、「怒る」と言う事は自己の感情の表現でしかなく、「叱る」と言う事は相手の事を考えた上でのことである点です。

例えば部下が指示通りの業務を行わなかった、決められた通りの手順を行わなかった、こうした行動に対して腹を立て感情を露わにすること、その怒りの感情を相手にぶつけることを「怒る」と言います。一方「叱る」と言う行動は、ただ怒りの感情をぶつけるのではなく、失敗などに対してなぜそうなったのか、どうすべきだったのか、など気付きを与える行為であることを言います。

「怒る」と言う行動がただ感情をぶつけることに対して、「叱る」と言う行動は相手に気付きを与えることを目的とします。組織の中の管理者が部下にとるべき行動は「怒る」ことではなく「叱る」ことだということがこのことから分かると思います。

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