休日出勤したら割増賃金が発生する?

会社へ勤務していれば、休日出勤しなければならない場合が時々発生しますよね。この休日出勤においてしばしばネット上で議論になることの一つに「休日出勤をしたら割増賃金がもらえるか」ということがあります。結論から先に言えば「もらえる場合」と「もらえない場合」の二つがあり、必ずもらえる、必ずもらえないといった一方的な結論がよく見かけられますがどちらも誤りです。ではどのような場合なら休日出勤すると割増賃金がもらえるのか、もらえないのか、これ以上皆さんがネット検索して調べる必要がないよう明確に答えを提示致します。


割増賃金がもらえない休日出勤

休日出勤しても何ら割増賃金がもらえないケースとは、次のようなケースにほぼ限定されます。これからご紹介するケースに当てはまらない限り、変則的な勤務形態といった例外的ケースを除き必ず割増賃金が発生すると考えて結構です。ではどのようなケースかというと、次のようなケースです。

「休日出勤を行った同じ週に代休日が指定されており、尚且つ週あたり40時間の労働時間を超えていないケース」

なぜなら、法律では「週40時間」を超える労働を従業員に課した場合には時間外割増賃金として、25%割増した賃金を支払うことが義務付けられているからです。一般的なサラリーマンの勤務時間は1日あたり8時間の労働時間です。週あたりの労働時間で40時間を超えないようにするには、8時間×5日で40時間に達しますので週あたり2日の休日が必ず必要になります。

そのため、会社側が社員に休日出勤を命じた場合に別の日を代休日として与えたとしても、その代休日が休日出勤を行った週の「翌週以降」となってしまえば、その週の労働時間は40時間を超えてしまいますので、割増賃金が発生することになるのです。この場合、会社側には「別の日に休日を与えている」という反論や言い訳は許されません。つまり会社側がもし割増賃金の支払いを回避したいと考えるなら、ご紹介したとおり休日出勤を命じた同じ週の別の日に代休日を与えるしか方法がないのです。


割増賃金には二種類あるが実態としては一種類

ネット上でなぜ「割増賃金はもらえる、もらえない」といった議論が巻き起こっていたかと言うと、実は休日出勤した場合にもらえる可能性がある割増賃金が二種類あることで混乱が生じ、そうした議論が巻き起こる原因になっていたのです。その二種類とは

・時間外割増賃金
・休日出勤に対する割増賃金

です。このうち、①でご紹介したのは「時間外割増賃金」の方だけです。なぜなら、これからご説明しますが「休日出勤に対する割増賃金」は実態としてもらえる場合は大変少ないからです。では「休日出勤に対する割増賃金」について簡単に説明致します。会社は法律上「法定休日」といって、必ず従業員に対して1週間あたり1日の休みを与えなければならないことになっています。

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