【人生の岐路】退職時の上司・同僚に対する挨拶マナー

退職というのは人生の岐路となる大きな決断です。それだけに、人生の岐路を迎えるにあたっての挨拶の場面がとても重要になってくることは言うまでもありません。しかし、退職後の次の人生に向けた準備も並行して取り組んでいかなければならない時期でもあり、本人としては挨拶を疎かにするつもりがなかったとしても、そうした慌しさから十分な配慮やマナーが二の次になってしまいがちです。

新たな門出の場面ですから、特にマナーには留意した上で上司や同僚への別れの挨拶を済ませたいものです。では、退職時の挨拶には特にどのようなことをマナーとして留意すればよいのか、それを4つのポイントにまとめましたのでぜひご覧下さい。

①退職の挨拶で話す内容は予め考えた上で臨む

例えば披露宴でスピーチを依頼された場合を思い起こして欲しいのですが、大変話術に長けた方でもなければ、挨拶の言葉はなかなかうまく口をついて出てくるものではありません。まして退職の挨拶という、話す内容を慎重に吟味する必要がある場面にぶっつけ本番で臨むというのは乱暴な話であり、そうした対応そのものがマナー違反と言って良いでしょう。

退職の挨拶には、後程紹介しますが伝伝えてはならない内容もあるので、本記事などを参考にした上で事前にその内容や言葉、伝え方の順序などをよく検討しておくことが大切です。

尚、退職の挨拶を行う場面としては上司、同僚それぞれへの個別での挨拶と、所属している部や課全体への挨拶と大きく三つの場面が考えられますので、それぞれ三つの場面に応じてどのようなことを伝えるか、内容を事前に考えておくのが望ましいと言えます。

②上司への挨拶:一番目に挨拶し退職理由の説明は慎重に

退職の挨拶におけるマナーでは、挨拶する順番も大切になってきます。仲の良い同僚へ事前に相談していた場合は例外的に仕方がないとしても、やはり退職の挨拶は上司に対して真っ先に行うことが上司へのマナーと言えます。

その上で、上司への退職の挨拶では当然退職理由が尋ねられることになります。その際「嘘」はいけませんが、仮に会社の処遇や上司、または同僚への不満等が理由だったとしたら、それらの理由を伝えることは避けるべきです。そうした不満が原因で退職に至ったとしても、それを伝えることは自分がお世話になった会社や上司、あるいは同僚に後足で砂をかける行為と言えます。

従ってそのような場合は、「私的な事情や都合がありまして」ということで粘り強く伝えることで理解を求めるか、退職後他社に転職が決まっている場合にはその会社で自分をどう活かそうとしているかを考えた上で「新しい環境に身を置いて、自分の資質を試してみたい」といった前向きな理由を伝えるようにしましょう。

また、退職の挨拶は「挨拶」であって報告だけの場ではありません。上司には部下としてお世話になっていた訳ですから、そのことに対する感謝の気持ちを言葉にして伝えることが社会人としての儀礼であり、不可欠なマナーだと言えます。

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