試用期間中に退職した事実を履歴書に書かなかったときのリスクは?

社員として正式に採用される場合、即本採用となる場合と一定の試用期間を経た後本採用となる二つの場合がありますが、今回の記事は後者の試用期間にまつわる話題です。実際に働いてみた感想として思っていたような職場環境や仕事内容ではなかった、あるいは会社に馴染めそうにないと判断した場合、試用期間中であっても、むしろ試用期間中だからこそ退職を決断することはあり得るし、あって良いことです。何ら恥じることはありません。しかしながら試用期間という短い期間で、しかも正式採用ではないという中途半端な状況下で退職したことは誰も履歴欄へ積極的に書きたいとは思わないでしょう。

むしろできれば伏せておきたい事実と言って良いでしょうが、仮にこの事実を履歴書に書かなかった場合にはどのようなリスクが生じるのでしょうか。今回は当サイトならではのユニークなテーマといえる、試用期間中に退職したがその事実を履歴書に書かなかった場合どんなリスクがあるかについてお伝えします。


バレた場合のリスク:最も楽観的なケース

試用期間中に退職した事実を伏せたまま、即ち履歴書にも書かずにその履歴書の内容で採用に至った後、採用した会社にその事実がバレたと仮定します。この場合どうなるかを結論から先に申し上げれば、採用された会社の判断次第ということです。その判断でまず最も楽観的なケースからご紹介します。

会社の考え方として試用期間はあくまで採用する側、される側双方のお試し期間であるとの認識が大変強い会社なら、それほど問題にしないかも知れません。会社によっては履歴書に書くまでのことでもないと好意的に判断してくれる場合もあります。ただ、事実を正確に書いていなかったことは「事実」ですから、その点については多少注意を受ける程度のことはあるかも知れませんが、「正式採用ではなかったので」との言い訳で済む場合もあります。


バレた場合のリスク:最も悲観的なケース

次に、最も悲観的なケースとしてはどのような場合が考えられるでしょうか。労働契約を結ぶにあたり、本人が申告した履歴内容に虚偽がないことはほぼ例外なく前提、もしくは条件となっています。そのため、試用期間中に辞めたとはいえ、いくら短期間とはいえ、会社に勤めて退職したという事実を隠していたことは虚偽にあたります。そのため会社側から「経歴詐称」と判断されても抗弁できません。

また、雇用にあたって事実を隠蔽していたといった場合にはそれを理由として最悪解雇される可能性はかなり限られますが、ゼロとは言えません。考えにくいとは言え、最も悲観的なケースを想定するなら解雇されることもあり得るということです。そのような意味で、仮に確率としては低かったとしてもこうしたリスクの可能性は排し切れない以上、最悪の事態が生じた場合を想定した対応が堅実な対応になると言えます。つまり、正直に書くことが望ましいということです。

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