「了解しました」「かしこまりました」「承知しました」のそれぞれの意味と違い

お客様や上司から何らかのリクエストや指示などを貰った際に、それを引き受ける場合に皆さんは「了解しました」「かしこまりました」「承知しました」の内、どの言葉を選んで答えているでしょうか。また、その選択が正しいと自信を持って言えるでしょうか。つまり三語の違いを明確に認識した上で使用されているでしょうか。

「了解しました」「かしこまりました」「承知しました」はビジネス上で頻繁に用いられるフレーズでありながら、多くの方がそれらの違いなどをよく理解していないまま使用している代表的なものと言って良いでしょう。そこで、「了解しました」「かしこまりました」「承知しました」のそれぞれの意味や違いについて、今日からビジネスの場面で使用出来るよう、皆さんへ解説致します。

①「了解しました」の意味

まず「了解しました」ですが、その意味から確認することにしましょう。「了解しました」の意味は「わかりました」「理解しました」といった意味であることは皆さんもご存知だと思います。この「了解しました」は、例えば上司からの命令や指示を受ける場合には、直ちに間違いとは言えませんが、二つの観点から理想的な返答だとは言えません。

一つは「了解」という熟語には敬語的な意味合いが含まれていないからです。つまり「謹んで言われた内容を理解させて頂く」と言った敬意ある意味ではないため、同等あるいは目下の立場の人からの内容を理解した場合の返答には適していますが、上司に対する返答としてあまり適切ではないと言えます。

二点目は了解には「理解する、悟る」といった意味はあっても、「喜んで引き受ける」といった積極的な意味合いまでは含まれていません。従って特に上司からの指示や命令に対して「了解しました」では、例えるなら「はい」とだけ返事はしたものの、引き受けることに対して積極的に了承したとまでは言えないからです。

ただ、「了解しました」は慣用的に使用されている実態がありますので、上司に対して使用したから即不適切とまでは言い切れません。従って過度に神経質にならず、今後は上司や目上の方にはなるべく使用しないよう心掛けるということで良いと言えます。

②「かしこまりました」の意味

「かしこまりました」は格上の立場の方に対して敬う気持ちを抱いた上で、謹んで相手が言ったことを承諾するということです。つまり「了解」にはなかった相手に対する敬語的な意味がしっかりと含まれています。従って上司やお客様などからの指示やリクエストに対してお答えする場合に、使用出来る表現と言うことが出来ます。

その上で「かしこまりました」は、後述しますが「承知しました」より敬いの気持ちが強く丁寧な表現だと言えますので、上司の日常的な指示とお客様への返答という二つで比較すれば、後者即ちお客様に対する場面で使用した方がより適切と言えます。

③「承知しました」の意味

「承知しました」は「承る」という漢字が含まれていることから分かるとおり、格上の立場の方からの命令や指示に対して敬意を持って受けるという意味であり、「かしこまりました」とほぼ同様な意味合いと言えます。

その「かしこまりました」との違いですが、前述した通りどちらも相手に対する敬意は含まれていますが、「かしこまりました」の方がより敬う気持ちが強いと言えますので、お客様よりは、日常的な上司から指示等に対して「承知しました」を使用した方が適切と言って良いでしょう。これらの説明で、「了解しました」「かしこまりました」「承知しました」の意味合いやその違いについてご理解頂けたと思います。

それほど明確な違いがあるものではありませんが、だからこそ、こうした微妙な違いについても理解しておくことはライバルなどに差を付けることになり、出来るビジネスマンの第一歩になると言って良いでしょう。

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