ブラック上司へのパワハラ対策4選

ブラック上司へのパワハラ対策4選

一日の多くの時間を過ごす職場、そして生活の糧でもある職場でパワハラを受けてしまうほど辛いことはありません。ブラック上司による日常的なパワハラには、どんなパターンがあるのでしょうか?そしてどのように対処していけば良いのでしょうか?


パワハラとは

モラハラ、セクハラ、マタハラ、アルハラ・・・、嫌がらせや精神的・肉体的苦痛を与える一連のハラスメント行為の中で、職場の上司と部下、先輩と後輩、指導者と生徒など、社内での立場や優位な職位などのパワーバランスを利用して行われる行為が「パワーハラスメント(パワハラ)」です。その中で職場でのパワハラについて、厚生労働省では

同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為
引用:厚生労働省あかるい職場応援団>パワハラの定義

と定義しています。職務上の地位や職の優位性というのは、必ずしも上司→部下、あるいは先輩→後輩という図式に限られることではなく、専門的な職域→一般的な職域、営業職→事務職などのパターンでも起こりうることです。

例えば、営業職の人が、自分が書いた書類に不備があったことを事務職から指摘されたとき、「事務の人間は俺ら営業が養ってやってるんだから、営業に対して指図するな」と言ったりすることもパワハラ行為にあたります。とはいえ、やはり職場でのパワハラは上司から部下に対して行われるのが、一番多くみられるケースでしょう。


パワハラの4つのパターンと対処法

パワハラの4つのパターンと対処法

(1)叱責・恫喝・罵倒などの言葉のパワハラ

「こんなこともできないなんて、小学生以下だな」
「明日までに数字を上げないと、どうなるかわかってるだろうな?」
「一丁前にコーヒーなんか飲んでるんじゃないよ!」

一方的に理不尽なマイナスの言葉や脅し文句のフレーズを投げつけられる、言葉の端々に「使えないヤツ」「グズ」「お前ごとき」などの相手を貶めるハラスメント要素を挟むなどして不当に相手を侮辱してくるケースです。しかし、「口癖」「悪気はない」など言い逃れしやすいパターンでもあります。

このようなパワハラ発言を、自分だけに発してくる場合と、周りの人にも同じような発言をしている場合があります。前者の場合、まずは記録をとるようにしましょう。日にち、状況、発した言葉の内容などを書き留めておきます。きちんと書き留めておくことで、突発的な出来事が起きたときだけでなく、日常的に言葉の嫌がらせを受けていることがわかります。

パワハラの発言記録は、「言った」「言わない」になってしまうとあきらめずに記録をとることが大事です。録音ができればさらに良いでしょう。また言葉の暴力が含まれたメールもきちんと保存しておくべきです。そして周りの人に「今日こんなことを言われた」と話しておくのもよいでしょう。被害者が自分一人ではない場合は、さらにこの記録を被害者同士で共有しましょう。


(2)無視・連絡はずし・無理難題など業務の中でのパワハラ

報告や相談などをまったく聞いてくれない、業務上必要な連絡をしない、終業時間間際に「明日までに終わらせるように」と大量の業務を渡すなど、業務を行ううえで不利な立場に追い込むハラスメントです。

過剰な業務を与えるのと逆に、仕事を与えないとか、一日中本来の業務範囲ではないシュレッダー処理をやらせるなど、業務をはがし取っていくパターンもあります。ひところ、このタイプのハラスメントの実例として「追い出し部屋」という言葉がマスコミをにぎわせましたが、業務に支障をきたすこともあるので、そこから降格、減給、さらなるいやがらせに繋がるという悪循環もはらんでいます。

この場合も記録をとっておくのが有効な方法です。暴言よりも明確な状況が説明しやすく、人事やコンプライアンス相談窓口、組合に相談する敷居が低くなるので、そういった窓口がある会社に勤めている場合は、思い切って相談してみるのも一つの方法です。ただし、会社によって相談窓口が名ばかりである、組合の力が弱いなどの場合もありますので、その際は、外部の機関に相談してみると良いでしょう。各都道府県の労働局には、パワハラに対する相談窓口があり、電話や面談で相談に乗ってくれます。労働基準監督署内に窓口が設けられていることが多いです。


(3)プライバシーや社外の生活に踏み込むパワハラ

「まだ結婚しないの?付き合っている人は?」
「人間結婚して一人前だからねぇ・・・」
「日曜日ゴルフに行こう。職場以外でのコミュニケーションも必要だから」
「君の家の子どもは、きっと学校でいじめられているんだろう。君が親なばっかりに、子どももかわいそうだね」

仕事とはまるで関係のないことを強要したり、家族を悪く言われたり、私生活を詮索してきたりするパターンで、一部はセクハラやマタハラ、アルハラにも該当します。

キッパリ断る、雑音だと思って気にしないことができればそれで済むような事に思われがちですが、それによってさらなるパワハラに繋がらないかと心配になり、強く言えない人も少なくないと思います。

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