企画職の仕事で求められる必要なスキル

「企画」という仕事は、実は企画職に限られる仕事ではありません。頻度の違いこそありますが企画という仕事は様々な職種、あるいは部署において発生するものです。従って、企画職に取り組む上で必要となるスキルや資質等について理解しておくことは企画職以外の方にとっても必ず役立ちますので、企画職以外の方もぜひこの記事を読んで参考にして欲しいと思います。

企画に対して正しく理解できれば何が必要かも理解できるようになる

まず、企画職に必要なスキルや資質を紹介する前に「企画」とは何かについて確認しておきましょう。皆さんは企画を「アイデア」だと誤解してはいないでしょうか。そのため企画とは「才能の勝負」だと思ってはいないでしょうか。

このような誤解から「企画は難しい特殊な仕事だ」だとか、「自分には才能がないので無理だ」と言った先入観を抱いてしまい、取り組む前から戦意喪失してしまっている方が少なくありません。確かに企画には「アイデア」が求められる面もありますが、決して「企画=アイデア」ではありません。また、慣れや経験、あるいは今回のテーマでもあるスキル等、企画を行う上で必要なものはありますが、決して才能だけで勝敗が決まるようなものでもないのです。では「企画」とは何でしょうか。「企画(すること)」を一言で言えば「課題を解決すること」なのです。

「課題解決」と言う定義を聞いて、「商品企画」や「広告企画」等は課題の解決ではないと思った方もいるかも知れませんが、実はそれらも全て「課題の解決」です。「課題」とは「悪い状態」や「問題」のことではなく、「現状を起点に、現状よりもっと状況を良くしたいと考えた場合のギャップ」のことなのです。

例えば「商品企画」とはお客様が不便に感じていること、あるいはこういうものがあればよりうれしい、楽しいといったお客様の要望を満たす商品を企画することですが、そうした要望は現状で満たされていない、即ちお客様の要望と現状にギャップが生じている状態といえる訳です。そのギャップを埋めるために商品を企画するのですから、まさしく課題の解決と言えるのです。そうした現状と期待のギャップを埋める、つまり課題を解決する方法を考えることが企画だと理解できれば、どのようなスキルや資質が必要になってくるかも理解しやすくなってきます。

企画職に必要なスキルや資質①:課題の本質を理解できる

企画という仕事でまず行わなければならないのは、現状の課題を明らかにすることです。課題に対する解決策を考えることが企画の仕事ですから課題が不明であれば解決しようがありません。従って、まずは起点となる現状および現状の課題を正確に掴むことが先決です。では具体例で考えてみましょう。

例えば「シルバー世代に訴求力の高い広告を企画して欲しい」といった依頼があった場合にはシルバー世代を対象にこれまで行ってきた広告内容や方法等を整理すること現状を掴むことの一つとして考えられますよね。その他にはシルバー世代に対する自社商品の浸透度や認知度を調べることも、現状を掴む上で必要な取組みと言って良いでしょう。つまり、企画職には現状を整理したり、調査したりすることで詳細に把握するスキルがまず求められると言うことです。

企画職に必要なスキルや資質②:解決策をわかりやすく文書にまとめるスキル

現状の課題が明瞭に掴めたなら、実は解決策は大凡わかってくると言っても過言ではないのです。先程のシルバー世代の広告において、例えば「これまで利用してきた広告媒体がシルバーよりファミリー層中心だった」といったことがわかれば、よりシルバー層の利用率が高い広告媒体を探してそれに切り換えることが有効な対策になってくることは容易に考えられます。

或いは「シルバー向けのネット広告は大変文字が小さく、シルバーにはあまり関係ない情報まで多数掲載されていた」といった状況がわかれば、情報を厳選した上で大きな文字でわかりやすい広告内容にするといったことが有効な対策としてすぐに思い浮かぶはずです。このように課題さえしっかりと掴めていれば、その対策を考案することは決して難しいことではありません。つまり特殊な才能など必要ないのです。

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