ニートになりやすい人の7つの特徴・原因

ニートになりやすい人の7つの特徴・原因

著者は現在34歳です。私の周りは大きく分けて3つのグループに分かれています。それぞれ、小学校・中学校を共にした幼馴染のグループ、高校時代の友人、大学生活を歩んだ友人です。

大手企業に勤めてエリート街道をまっしぐらの友人もいれば、起業して頑張っている友人もいますし、不満を抱えながらもサラリーマンとして働いている人もいます。

一方で、働かずに遊びまくっている友人もいます。いわゆる「ニート」の友人です。彼らに対しては、昔から性格に癖があると思っていましたが、ふと考えたとき、ニートになりやすい人には共通する特徴があることに気が付きました。

もしかすると自分はニートになりやすいのではないか、また、身の回りの人にその兆候があるのではないかと気になった人は是非ご覧ください。今回は、ニートになりやすい人の特徴についてご紹介します。

ニートとは

ニートとは、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないことを意味する言葉です。イギリス英語で「Not in Education, Employment or Training」と書き、その頭文字を繋げて「NEET」と呼びます。

日本では、15~34歳までの労働力人口(働ける人)のうち通学・家事を行っていない者を指しており、「若年無業者」と呼称しています。

職に就きたくても就けない人は別として、人はどうしてニートになってしまうのでしょう。そして、ニートになりやすい人には、それを予見できる共通した特徴があるのでしょうか。

ニートになりやすい人の特徴

1.人と関わることが極端に苦手

学校にせよ会社にせよ、社会で生きていく以上は、好むと好まざるに関わらず他人と関わっていかなければなりません。コミュニケーションが極端に苦手な人にとっては、やはり社会生活(学校も含めて)は苦痛なものとなります。それゆえ友達も少なく、悩みを共有したり相談したりする相手がいないので、人間関係のストレスを発散する方法がみつからず、それならいっそのこと誰とも関わるまいと人間関係を断ってしまうのです。

私には人付き合いが苦手な友達(A君)がいます。当時、A君は家電製品の工場に勤務していました。職場の上下関係は厳しく、何かと上司に気を使わないといけない環境に嫌気が差して、2年で仕事を辞め、現在は家に引きこもっています。

A君は「働くこと=仕事の成果を出すこと」と考えていましたが、どうもその会社では上司に媚びを売ることが出世するためには必要であり、そんな環境に疲れ果ててしまったようです。

2.他力本願で、受け身の姿勢が身についている

自分から進んで何かを働きかけることがなく、与えられたことだけをやる習慣が身についている人はニートになりやすいといえます。

考えの根底に「いつか誰かが何とかしてくれる」という気持ちがあり、自分から動かなければならない時の見極めがつきません。また、他力本願の人は他責志向でもあるため、ニートであることについても「親が悪い」「学校が悪い」「不景気が悪い」「会社が悪い」と他人や環境のせいにしてしまうので、なかなか改善に向かうことができないのです。

自ら行動に移すことができない人は、一度歯車が狂うと悪循環に陥ってしまう恐れがあるため要注意です。

3.プライドが高く、人から注意されることが我慢ならない

自分の非を素直に認めたり、誠意を込めて謝ったり、叱咤してくれた人に感謝する気持ちは人間関係を円満にするために必要です。指摘されるとすぐに反発し、「でも」「だって」「けど」といった言葉を返す癖がついてしまっている人は危険。

特に「高学歴ニート」と呼ばれる人は、社会に出るまでは勉強ができたり、試験に落ちたことがなかったりと挫折を経験していないので、人から欠点を指摘されたり注意されたりすることに耐性が無く、強いショックを受けてしまいがち。その反動で相手を攻撃してしまうなど、人との付き合い方が非常に下手です。

4.劣等感が強く、マイナス評価に過剰反応してしまう

前項の「プライドが高いゆえの高学歴ニート」とは対照的に、昔から人より劣っている自覚を強く持っている人もニートになるリスクがあります。

劣等感が強く、「自分は何をやってもダメなんだ」とネガティブに考えたり、マイナス評価を強く受け止めすぎて「やっぱり自分はダメ人間だ」「自分なんかいない方がみんなのためだ」などの極端な考え方に陥りやすい傾向があります。

基本的にマイナス思考なので、その果てにもう考えることがいやになって、思考停止・活動停止状態になってしまいます。

5.家族関係・人間関係が希薄

家族を大切に思っているのであれば「家族に迷惑を掛けたくない」「家族に肩身の狭い思いをさせたくない」「家族を悲しませたくない」などの気持ちが芽生えるものです。この思いは友達や恋人に対しても当てはまります。人間は身近な人を大切に思う気持ちを持っていることから「働いて早く一人前の人間になろう」と考えるもの。

しかし、そういった存在や思い入れの対象がない人は、自分がニートになってしまうことに対して抑止力が効かなくなってしまいます。また、人に評価されたいなどの承認欲求が無かったりする場合も、人の目が気にならないので、ニートに対する抵抗が低くなりがちです。

6.社会と関わりたくなくなる決定的な出来事があった

家族仲もよく、他人とも問題なくコミュニケーションを取れていた人が、大きな出来事をきっかけにニートになってしまうこともあります。イジメを受けてしまった、犯罪に巻き込まれてしまった、大切な人を失ったなど。

人生を変えてしまうほどの大きな出来事があり、社会に出ていけなくなってしまうのです。この場合は、ニートになりやすい傾向を持っていたわけではないので、カウンセリングを受けるなどの対策を取るべきですが、その対策を取る気力が無くなってしまうほど傷ついてしまっている場合もあります。こういったケースは、周りのサポートが不可欠となります。

7.生活の心配がない

ニートになるには、ニートになっても生活していける環境があるというのが大前提です。ニート問題を議論するときに必ず取沙汰されるのが、それを許している親などが、ニートになるそもそもの原因という考え方です。

この議論は「卵が先か鶏が先か」的な問題でもありますが、現実問題として、ニートの多くの家族は、それを容認している、あきらめている、無関心であるということは事実です。もしこういった環境がニートを作ってしまっているのなら、それは本人だけの問題ではないのかもしれません。

さいごに

ニートについては、社会構造や景気問題などにもその要因があるという説もあります。おそらく原因は一つだけではないのでしょうが、ニートからの脱却に必要なのは、やはり本人の「はじめの一歩」です。勇気を出して少しだけでいいから自分を変えてみることで、その糸口が見えてくるかもしれません。

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