「ご教示」と「ご教授」の意味と使い方

ビジネス上のやり取りにおいて、何かを教えてもらいたい場合に上司や年配の方に対しては「ご教示ください」あるいは「ご教授ください」といった二つの言い方があります。「ご教示」も「ご教授」も似たような意味に思えますが、果たしてこれらの表現はどちらを使用しても特に問題はないのでしょうか。今回はそのような疑問にお答えするため、「ご教示」と「ご教授」の意味の違いや使い分け等についてご紹介することにします。


「ご教示」とは

当ブログの恒例ですが「ご教示」について辞書で意味を確認する前に、熟語を構成する文字から意味を探ってみることにします。「教」は「教える」、「示」は「示す」ですから「教え示すこと」となりますよね。では国語辞典で意味を確認してみましょう。

教示:教え示すこと。教え伝えること。指示する者の指示内容や意図を示すこと。

今回も熟語から想像できる意味と、ほぼ同じだったと言えます。辞書の意味で着目すべき点は、指示者の意図を伝える場合は「教示」ということです。このことから、上司からの指示内容について尋ねる場合には「ご教示をお願いします」が適切であることがわかります。


「ご教授」とは

次に「ご教授」についても熟語を構成する文字から意味を類推してみましょう。「授」は「授ける」ですから「教え授ける」となります。「授ける」わけですから不明な点を「示す」のではなく、例えば教える側が有している技能等を、教えられる側が身に付けることができるよう指導するといった意味になることが推察されますが、正しいかどうか辞書で意味を確認してみましょう。

教授:専門的な技術や学問などを教え、授けること。大学や高等教育機関等で自ら研究すると共に、学生へ知識等を教える専門職の名称。

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