「分かりかねる」「いたしかねる」は相手に失礼!意味と正しい使い方

従って本人にそのつもりがなくとも、そのようにとられる可能性がある言葉を口にすることはやはり失礼だと考えるべきであり、特に正確性が問われるビジネスの場面では好ましい表現とは言えないのです。

「不可能」や「困難」といった意味合いが伝われば使用しても良いのか?

注意

では前後にしっかりとした説明が入り、会話の流れ上あきらかに「不可能」や「困難」の意味合いで使用していることがわかれば「分かりかねます」「致しかねます」は使っても良いものでしょうか。

「かねる」の意味で3つの意味合いについて確認しましたが、「かねる」には「尊敬」や「丁寧」を表す意味合いはありません。つまり、あくまで自分の行動に対する可能性を伝えている言葉に過ぎず、相手を思いやったり尊敬したりする意味などないのです。

従って「いたしかねます」は「できない」ことをより丁寧に言っていることにならないどころか、「できません」だけならすぐに意味が理解できるところ、わざわざ複雑な言い回しにしているだけなのです。そのような意味で、相手の要求に対し敬語でもない複雑な表現で答えることは、もったいぶっているような印象を与えるため、やはり失礼にあたると言えます。

また、ビジネスの基本として「自分にはできません」「自分には難しいです」といったことを口にすることは「やる気がない」、もしくは「責任を回避したい」と受け止められる可能性があるので、そもそも軽々に口にしてはいけない言葉です。

もし、どうしても物理的に困難な要求を受けた場合でも即座に「できない」と否定せず、例えば「明日までには難しいのですが、明後日までお時間を頂けましたら何とか対応できます」等、必ず「提案」や「代案」と共に困難である事実を慎重に伝えるよう心掛けることが「できるビジネスマン」の対応です。

「分かりかねる」「いたしかねる」のそれぞれ3つの意味合いと共に、なぜ相手に対して失礼なのかこれでおわかりになったと思いますが、最後にポイントをまとめておきます。

  • 「分かりかねます」「いたしかねます」は躊躇の意味合いで取られるおそれがある
  • 「~かねる」に相手への尊敬や丁寧の意味はない
  • ビジネスでは「できない」「やれない」といったことを軽々に口にしてはならない

ということで、できるビジネスマンは「分かりかねる」「いたしかねる」は使用しません。皆さんも使用しないよう心掛けましょう。

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