「寂しい」と「淋しい」の意味・違い

「寂しい」と「淋しい」の意味・違い

日本語で多く見られる同音異義語ですが、微妙なニュアンスの違いについてはなかなか使い分けができず混乱してしまいがちですよね。漢字を適切に使いこなすことはビジネスマナーでもあり、また社会人として常識ともいえます。今回は、間違って使うことも少なくない「寂しい」と「淋しい」という形容詞の違いについて説明していきたいと思います。

「寂しい」と「淋しい」のそれぞれの意味

辞書上では「寂しい」と「淋しい」の意味には大きな違いがなく、どちらを用いても同じ意味になると記されている場合もあります。例えば辞書で意味を確認すると「寂しい・淋しい」は以下のような意味になります。

◎寂しい・淋しいの意味
1.心が満たされず、物足りない気持ちである。さみしい。
2.仲間や相手になる人がいなくて心細い。
3.人の気配がなくて、ひっそりとしている。さみしい。

どちらの漢字を使っても、相手に同じ意味として伝わるし、問題はありません。しかし「寂」と「淋」という漢字には大きな意味の違いがあります。

「寂」の意味

語源由来辞典によれば、寂しいとは「本来あるものが失われ、満たされない気持ちである様子、物足りない、人がいなくて心細い、人の気配がなくひっそりしている様子」と示されています。

「淋」の意味

こちらは本来「さびしい」という意味合いはなく、「水が絶え間なく滴る様子」「水を注ぐ様子」などが語源となっているようです。雨の日にさびしさを感じることか、涙が絶え間なく流れる様子が想起されて「さびしい」という意味に転じたのかもしれませんが、詳細は不明です。

「寂しい」と「淋しい」の違い

「寂しい」と「淋しい」の違い上述した通り、基本的には寂しい・淋しいと言う言葉の意味には大きな違いがありません。しかしながら熟語表現を見ると少し意味の違いが見えてきます。以下に「寂」「淋」を用いた熟語を示します。

「寂」を使った熟語

【寂然(じゃくねん)】
・ひっそりとして静かなさま。寂しいさま。せきぜん。
・煩悩 (ぼんのう) を去って、心が静かであるさま。

これは仏教的な意味での「寂」という意味の使われ方をしていて、心の内側が静かで平安であるというポジティブな意味で使われます。

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