主体性・自主性・積極性の意味の違い

主体性・自主性・積極性に共通する意味

主体性・自主性・積極性に共通する意味

「主体性」「自主性」「積極性」のそれぞれの意味はご理解頂けたと思いますが、この三語の共通点、共通している意味合いとしてはどのようなことがあるのでしょうか。それは「自ら進んで」という点です。

主体性は「目的」を重視しているものの、「目的」を考えるのは「自ら進んで」行うことです。自主性は、他者の働きかけがなされる前に「自ら進んで」行動しなければ意味として成立しません。積極性は、仮に他者の働きかけがあっても良いのですが、取り組んでいる行動については他者からの強制や指示などではなく「自ら進んで」行っていることが大前提となってきます。この「自ら進んで」という点が三語の意味を結びつける共通点として、理解するようにしてください。

主体性・自主性・積極性の意味の違い

主体性は主に「意志」や「判断」といった、自分自身の考えに基づいた行動であること、その意志や判断はなぜやるのかという「目的」が主な基準となっている点が自主性や積極性との違いです。

次に自主性は自分の意志や意欲に反している場合や、合理的な行動目的がない場合も含まれてくることが、主体性や積極性との違いです。

例えば「上司に叱られそうなので、自主的に残業することにした」というケースです。この文章からは「自分としては残業することは望まないが、叱られるのが嫌なので仕方なく残業した」という意味が伝わってきますが、「自主的に」の部分を「主体的に(積極的に)」と変更した場合にはそうした文意は伝わりにくくなってしまいます。

最後に積極性は他者の働きや指示を内包できる点が、主体性や自主性との大きな違いです。例えば「上司から指示があったので、積極的に取り組むことにした」というフレーズは違和感はありませんが、「積極的に」の部分を「自主的に」あるいは「主体的に」とした場合には少々おかしな文となってきます。

言葉を正しく使用するのもマナー

言葉は、伝えたいことを正確に伝達するための手段。特にビジネスシーンでは間違った認識で伝えてしまうと、取引先に「言葉の意味も知らないんだな」と評価を下げることになったり、後で大きなトラブルに発展することも。今回ご紹介した主体性・自主性・積極性に限らず、日常でよく使うワードに関しては特に意味に注意して、使用するようにしましょう。

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