上司が納得する仕事の自己評価の書き方【例文つき】

仕事での自己評価の書き方のポイント

自己評価は、これまでの一年、半期、四半期の自分の仕事を振り返り、次の期につなげていくためのもの。

自身の仕事の成果を振り返って次のステップアップに生かすツールになるだけでなく、管理職者が人事考課の決め手にもする資料なので、書き方には注意しなくてはなりません。

ところが多くの若手社員は何をどのように書けば良いのかキチンと把握していないのが実情ではないでしょうか。

ここでは仕事の自己評価の書き方について詳しく解説します。例文もご紹介するので参考にしてくださいね。

自己評価を書くときの3つの要素

自己評価を書くときは以下の3つのポイントを事前に整理したうえで書き始めましょう。

1.PDCAの順に明記する

PDCAとは以下の4つの要素です。

  • P:Plan(計画)→自身に与えられた目標
  • D:Do(実行)→目標を達成するために実行したこと
  • C:Check(評価)→目標に対する実績はどうだったか
  • A:Act(改善)→更に生産性を高める、効率化を図るにはどうすべきか

上記の項目を棚卸しすることによって、あなたの実績と行動を整理することができます。

2.数字を盛り込む

自己評価するときは数字を盛り込むことによって、具体的に何を達成できて、何が未達成なのかがはっきり伝わります。

例えば「第三四半期の売上目標1,000万円に対して、実績は1,300万円であり、達成率は130%でした」「半期の売上目標は3,000万円でしたが、営業実績は2,700万円で達成率は90%」などと明記します。

営業マンは実績が数字で表れるため比較的書きやすいですが、総務や事務の仕事をしている方はどのように書けばよいのか悩むと思います。その場合、生産性や効率をキーワードにして文章を考えると見栄えが良くなります。

例えば「今期の目標は自身の業務範囲の仕事を一人で完結できるようになることだったが、それに加えて営業のサポートも行うことができた。営業マンが取引先に提示する資料の作成を行い、5社の契約(売上実績500万円)に貢献できた」「前期は個人のケアレスミスをなくすことが目標だったが、前期では7件のミスを起こしてしまった」などと書くことを心がけましょう。

3.目標未達成の場合は改善策を詳しく明記する

目標達成にむかって取り組んだ結果、未達成で終わってしまった場合、自己評価の書き方次第で上司の評価も大きく変わります。

最も良くないのは「すみません」「自分の力不足を感じた」などの感想分や反省文で終わらせること。何が悪くて目標が達成できなかったのか、同じ失敗を繰り返さないために次はどのような手立てを講じるのかを具体的に明記することがビジネスマンには求められます。

営業マンの例は以下の通りです。

例文(1)

目標が300万円不足したのは行動量の不足が原因と考えております。今期は日々平均すると50件の新規開拓の電話件数を行っていましたが、目標達成には平均70件の顧客と毎日接触する必要があります。

平均70件の電話件数を担保するためには顧客に電話営業が可能な10時から16時の時間は電話営業に集中し、事務作業はそれ以外の時間に行ってまいります。

例文(2)

目標が200万円不足したのは商談成約率が想定していた50%を下回り、30%だったことが原因です。来期の目標を達成するために以下の3つの施策を行います。

  • 商談ロープレを日々3回行い、営業力を向上する
  • アポイントの時点で受注確度の低い顧客は後回しにする
  • 商談件数を増やすために電話営業件数を日々50件→60件に増やす

上記の取り組みを実施し、来期の目標達成を目指します。

業種・職種別の自己評価例文集

次に職種による具体的な目標の例と、全体的な例文をご紹介します。

営業職の自己評価例文

今年度上半期は、個人としては前年同期比10%増の売上目標(1100万円)とした。

具体的な活動目標としては、ルート営業の際には必ず1件以上の新規訪問をすることを課した。新規訪問のための時間を捻出するためにこれまでの営業ルートを見直し、タイムスケジュールを組み直したところ、毎日1時間を新規営業に当てることができ、1週間単位での訪問件数は前期比15パーセント増となり、目標を達成することができた。

また、新規営業を通じて製品に対する多くの意見を聞くことができた。期末にこれらの意見をまとめて、商品開発部に提出したところ、商品開発会議に出すデータとして有意義であるとの評価を受けた。この経験を活かし、次期の営業では当社の製品がメーカー直販であることの強みをアピールし、さらなる売り上げ増加につなげたい。

営業職の場合、売り上げ増という目標は立てやすい職種です。そこに具体的な数字や実際に行った手法を交えて書くことがコツです。

事務職の自己評価例文

今年度は、自社のコンプライアンスを遵守しセキュリティ強化を目標とした。

昨年度のセキュリティ事故を事例として毎月一度メールで配信し、どこに気を付けるべきか、事故が起こりやすいのはどんなときかを具体的にイメージできるようにした。今年度のセキュリティ事故の届け出は前年度より5件増加したが、届出者へのレポートによると、昨年度までは今回自分が起こしたセキュリティ事故は、セキュリティ事故に該当するという認識が無かったという結果が10件あった。

これにより、今まではセキュリティ事故への意識が低かったことがわかり、さらなる啓蒙が必要なことが社内の共通認識となった。来年度はセキュリティ事故防止についての具体的手法を学ぶために、定期的な勉強会を企画していきたい。

事務職の目標設定は、売上に直結するものではないので立てにくいものですが、経費削減や事務作業の効率化、社員のリテラシー向上などを目標にすると書きやすいです。

IT系技術職の自己評価例文

今期の目標は、小規模開発案件の効率化。それを達成するため、各技術者で属人化していたモジュールをチームの共有財産とすべく棚卸を行ったところ、そのうちの40件がチームの財産として共通化できることが判明した。

また、最近需要が多くなっているICTに関する開発については、この共通化により開発工数が30%削減できる見込みとなった。小規模案件については採算面からも受注しにくい案件であったが、これにより低コスト短納期が現実的となった。来期は営業部と連携し、このファシリティを生かしたアプリケーション開発を進めて行きたい。

上記例文のように、技術者、特にIT関連の技術者は、めまぐるしく変わるIT技術のトレンドに沿って常に新しい技術の取得が求められるので、それに対する積極性、新しい技術をどのように商品化していくかのアイデアなどを盛り込むと良いでしょう

さいごに

例文を交えて自己評価の書き方を紹介してきましたが、参考になりましたか?

多くの人が苦手としている自己評価ですが、実はこれを書くことによって仕事に対する姿勢や目標が一番明確になるのは自分自身かもしれませんよ。

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