無責任な上司の特徴と対処法

無責任な上司の特徴と対処法

管理する部署やチームの目標を達成する、パフォーマンスを最大化することは、管理職である上司の役割として最も重要なことです。しかし、それと同じくらい大事な役目は、上司として、部下の責任や部署全体、チーム全体の責任を取ること。しかし、本来の責務から逃げて、ミスや失敗の責任を部下にすべて押し付け、涼しい顔で仕事をしているような上司も世の中には数多く存在しています。責任を取らない上司や、無責任な仕事をする人が直属の上司になってしまうと、部下の方にとっては仕事が苦痛でしかありません。今回は無責任な上司の特徴と対処法を理解し、仕事が正常に行える環境にする方法をご紹介します。

そもそも仕事の責任とは

そもそも仕事の責任とは

上司が仕事の責任を取ることは役割のひとつに違いありません。ですがそもそも「責任を取る」とは、会社からどのようなことが求められるのでしょうか。

「責任を取る」と聞くと、ミスや失敗に対する罰則や進退、異動(左遷)などをイメージする人も少なくないと思います。ですが、会社側から売上目標の責任を持たされ、達成できなければ、減給などのペナルティを課せられたり、制裁を負わされるとなると、上司の立場は少し厳しすぎるといえます。

正しくは、会社の求める責任とは「最善を尽くすと約束した上で、任務を引き受けること」です。つまり「責任感を持って仕事に取り組むこと」であり、「結果責任を取る」ということではないのです。そのため無責任な上司とは、仕事の責任を放棄した上司ともいえるでしょう。

無責任な上司の特徴

無責任な上司の特徴

1.仕事を丸投げする

通常、仕事を依頼するときは、その業務の目的や手順、期日などを共有し、自分の権限を部下に譲って仕事を任せます。そして報告・連絡・相談を密に行い、業務を完成に近づけていくのです。

ところが無責任な仕事をする上司は、必要事項の共有もないまま、部下に仕事を丸投げし、その後はなんのフォローも行いません。部下から質問があっても、的を得ない回答ばかりで、部下を困惑させてしまいます。

仕事が雑な人は、相手の立場に立って物事を考えることができず、自分本位に伝えてしまいます。そのため、仕事をする上での必要項目にも漏れが発生し、チームの円滑な連携を阻害してしまいます。

2.時間にルーズ

無責任な上司は、自己管理が苦手です。特に期日やスケジュールなど「時間」を守ることができず、段取りを無視して自分のペースで仕事を進めようとしてしまいます。仕事の進め方や組み立てができないことがその原因ですが、なかには自分の仕事が完了した日が納品日であるかのような振る舞いをする人もいます。

時間を守ることは、人との約束を守ることでもあります。約束を守れない人は社会人として失格であることはいうまでもありませんが、無責任な上司は、自分は約束を守らない割に、相手には約束を必ず守らせようとするため、部下は振り回され、疲弊してしまいます。

3.手柄は取り上げ、失敗は押し付けられる

無責任な仕事をする上司は、部下を守る気持ちを持っていません。当初は「チームの後始末は俺がするから好きにやってくれ」「失敗を恐れず仕事をしてくれ」などの頼れる発言をするものの、実際にミスをしてしまったり、取引先に謝罪訪問をしなければならなくなった際に、知らぬ存ぜぬを通して、部下に責任を被せます。また、結果的に仕事が上手く進んで部下が成果を上げた場合、無責任な上司は、その手柄を取り上げて上司に報告してしまいます。

4.自分の都合しか考えない

無責任な上司は、自分が不利になりそうな状況、都合の悪い状況に陥りそうなときの察知能力だけは優れています。そのため、自分のチームが担当するプロジェクトに失敗の兆候が見つかったとき、自分だけは他の用事を作っていち早く手を引き、残された部下に実務を一任しようとします。

その後上司は「私がすべて悪い」というような発言をしておきながら、事後処理はすべて部下に押し付けてしまいます。その後処理でさらに問題が起こった場合にも同じような対応をして、さらに状況を悪くしてしまうというような負のスパイラルが続くこともあります。

5.記録に残る場では発言を控える

仕事がうまくいっているときは、威勢の良い発言や積極的な指示が多いにもかかわらず、仕事が行き詰まったり失敗してしまうと「そんなことを指示した覚えはない」と煙に巻くような態度で、自分の責任を回避する上司も多くなっています。

自分だけはいち早く保身に走り、「今回の失敗はすべて部下が起こしたものだ」などの根回しを社内の権力者に行い、責任回避を平然と行うのも特徴です。会議の議事録など、言質が記録に残る恐れのある場面では細心の注意を払って発言し、その他の場面では半ば思いつきのような発言ばかりを行う、悪質なケースもあります。あとで都合が悪くなると記録がないのをいいことに、責任逃れを巧妙に行うのです。

6.他責思考

無責任な人は、他責思考の傾向があります。明らかに自分に原因のある問題が起こっても、その非を認めず、他の人に責任があると思って疑いません。また、仕事の進め方や納品物の出来について、上司から注意をされても、素直に認めることなく言い訳ばかりが口から出ます。

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