面接の転職理由で「現職の会社の将来性が不安」なことは伝えるべきか

「現職の会社の将来性が不安」という転職理由は、転職者を対象とした転職理由に関するアンケートではいつも1位か2位を争っている状況が物語っているとおり、転職者が転職を考える代表的な理由と言えます。では、「現職の会社の将来性が不安」という代表的な理由を、面接の場面で正直に伝えてよいものでしょうか。

実は現役のキャリアコンサルタントの間でも、この理由を伝えるべきかどうかは真っ二つと言って良いぐらい賛否が分かれています。そこで読者の皆さんの参考にして頂けるよう、それぞれのコンサルタントの意見を紹介した上で、このテーマについて白か黒かはっきりと決着をつけることに致します。

「会社の将来性が不安という転職理由は伝えるべきではない」というプロの意見

まずは「伝えるべきではない」という意見からです。

・会社の将来が不安と言うのは現職への非難のため、あまり良い印象を与えない
・物事をネガティブにとらえる人物として評価されるおそれがある
・お世話になっている会社に対して「不安」と言うのはマナーとして不適切であり、そうしたマナーを欠いた人物として見られる
・転職後も自社に対して同じような不安を持つのではないかと疑われる
・自分で将来性を切り開くだけの努力をできない人と思われる

「会社の将来性が不安という転職理由は伝えるべきである」というプロの意見

次に「現職の会社の将来性が不安とい理由は伝えるべきである」である、もしくは「伝えても構わない」というキャリアコンサルタントの意見についてご紹介します。

・相手が知りたいのは本音である。転職理由を誤魔化される方が面接官としては嫌なものである。
・同じことを伝える場合でも、表現の仕方で相手の受け取る印象はずいぶん変わる。後ろ向きな不安ではなく、それが転職することで大きく解決できることを理論的に説明できるなら伝えても問題はない。
・会社の将来性について真剣に考える社員であることをむしろアピールできる。将来性があるから御社を転職先に選んだとの説明もできるようになる。
・将来性が不安と正直に答えた場合に肯定的にとらえてくれる企業もあれば、否定的にとらえる企業もある。しかし後者をおそれて正直に理由を言わなかったら、正直に思いを伝えられなかったという思いがくすぶる可能性がある。

以上のとおり、当編集部が現役コンサルタントに対して意見を求めたところ「伝えるべきではない」、「伝えるべきである」というそれぞれの意見を得ることができましたが、皆さんはこれらの意見を読んでどのように感じたでしょうか。

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