「残業が多い」「休日が少ない」は面接時の転職理由で伝えてはいけない

面接の場面で転職理由を尋ねられた場合、それが正直な理由であったとしても伝えてはならない理由があります。中でも「残業が多い」「休日が少ない」という勤務条件に関する不満は、伝えてはならない転職理由の代表格的ですが、その理由についておわかりでしょうか。今回は面接時の転職理由としてなぜ「残業が多い」「休日が少ない」は伝えてはいけないのか、その理由について解説して参ります。

理由①:「多い」「少ない」は主観的な評価であり、合理性がないから

残業であれ、休日であれ、あるいは仕事量であれ、私達は「多い」「少ない」といった量的表現を簡単に口にしてしまっていますが、こうした「多い」や「少ない」という表現は残業に限らず「自己の尺度」であることを忘れてはなりません。仮に皆さんが「多い」と感じたことでも、他の人は「たいして多くはない」「少ない」と感じているかも知れません。

誰もが納得する客観的な基準を提示することなく、ただ「多い」「少ない」と自己の尺度で言われても現職の職場状況について詳しく知る立場ではない面接官は、そのまま信じることはできないのです。

例えば「一般労働者の平均残業時間数は15時間と言われていますが、現職ではその3倍の45時間が平均残業時間になっていた」という表現なら、それを伝えてよいかどうかは別問題としても、一般的な平均残業時間と比較した場合より多いという表現は合理的評価になってくるため、説得力も生まれます。

そうした合理的な基準も示すことなく「多い」と「少ない」と自己評価する人は他の仕事においても客観的な基準を考えず、独善的な判断や評価を下す人物と見られてしまう可能性が高まります。

理由②:どのような内容であっても現職の会社に対する非難は慎むべき

二番目の理由は「残業が多い」、「休日が少ない」に限りませんが、どのような内容であっても現職の会社に対する非難を面接の場面で伝えることは避けるべきだからです。まず、他者の悪口や批判を聞かされて良い気分になる人はいません。それは面接官であっても同じことです。

また、面接官は面接を通じて転職応募者の人間性を評価していますが、その場合に特に注視していることが「他者に対して感謝の気持ちを持って接することができるか」という点です。

転職者は業務経験があるといっても、転職後はその会社で1年生となりますのでしばらくは周囲の協力や助けが必要になります。そのような場面で感謝の気持ちを持って接することが出来ない人物は協力した社員と摩擦を起こす可能性が高いからです。そのような意味で転職志望者なら、現職の会社に対しては非難どころか、むしろ感謝の気持ちを示さなければならないと言えます。

「残業が多い」「休日が少ない」という明らかな現職の会社に対する不満や非難を表明すれば、面接官からこの人物は他者に対して感謝する気持ちがない人物といった評価をされることになります。

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