「業界の先行きが不安」という転職理由は面接官の共感を得ることができない理由3つ

「業界の先行きが不安」という転職理由は面接官の共感を得ることができない、という記事テーマをご覧になって何故だろうと疑問に思った方や、「そんなことはないだろう」と少し反発を覚えた方もいるかも知れませんね。

そのような場合にはどうか冷静になって最後まで読んで欲しいのですが、「業界の先行きが不安」という転職理由は残念ながら面接官の共感を得ることは困難です。では何故なのか、その理由を3つほど皆さんにお伝え致します。

①「業界の先行きを見通せる力がある」と言っているに等しい

現職の業界全般に対する先行きに対して「不安だ」ということは、裏返して言えば日本の業界の先行きに対して自分は見通せていると言っていることに等しいことをお分りでしょうか。

例えば建設産業界は随分前から「斜陽産業」を言われ続けてきましたが、現在は五輪特需などにわき、大手ゼネコンは軒並み増収増益となっています。建設産業界の事例からもわかるとおり、実は業界の先行きを見通すことは決して容易なことではないのです。

にも拘らず、先行きが不安だから転職という重大な決断をしたということは、自分の見通しについて相当の自信があったからとなります。即ち、自分は業界の先行きを適見通したから転職を決断したと言っているに等しく、そのようなおごった物の見方をする人物の意見に、面接官が共感するはずはありません。

②日本そのものが成熟経済の中にあることを理解していない

業界の先行きに対して不安を感じているという転職志望者は、決定的なことを見落としている人物と評価できます。それは日本全体の経済構造や動向です。

日本は当の昔に経済先進国の仲間入りを果たした経済成熟国であって、これから著しい成長が期待できる発展途上国ではありません。加えて、日本は少子高齢化により人口そのものが減少しており、特に労働者人口の減少が著しい状況になっています。

働くことでお金を稼ぎ、消費を行うことで経済のけん引役を担う労働人口が年々減少している訳ですから、景気は徐々に後退しても何ら不思議ではないのです。つまり、一部の業界を除けば、どのような業界も多少の差はあれど「頭打ち」を迎えており、極論すればどのような業界でも先行き不安を感じて当たり前と言える状況なのです。

そのような状況下で「業界の先行きが不安」という転職理由を口にする人物は、日本全体の経済状況を眺めることができずに狭い視野で物事を判断しているという評価になってしまいます。

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