【具体例あり】話の説得力を高めるPREP(プレップ)法

PREP法プレップ法

ビジネスシーンでは、職場やクライアント先などのさまざまな場面で、どのような相手とも円滑にコミュニケーションを図る会話力が求められます。

相手との会話のキャッチボールをスムーズに行うためにも、あなたが話し手になったときに意識しないといけないポイントは3点あります。それぞれのポイントは、以下の通りです。

  1. 自分が話している内容を相手に正確に伝えること
  2. 話している内容に説得力をもたせること
  3. 簡潔に伝えること

営業の商談やプレゼンなどのシーンはもちろん、社内の人と会話するときに、これらのポイントを押さえておくと、聞き手はあなたの伝えたい事を理解してくれるでしょう。

ではどのような話し方をすれば、良いのでしょうか。今回は会話の基本術である「PREP(プレップ)法」について解説していきます。もし、以下の悩みを抱えているのであれば、PREP法を習得することによって、話の説得力が増すとともに、自信をつけることができるでしょう。

【PREP法を習得すれば解消できる悩み】

  • 会話の構成を上手く組み立てられない
  • 相手に順序立てて説明するのが苦手
  • すぐに論破されてしまう
  • 聞き手から「結局何が言いたいの?」と注意されることが多い
  • 会話に自信がない

上記に該当する項目があった人は、是非ともPREP法を実践して、使いこなせるようにしてくださいね。

PREP(プレップ)法とは

PREP(プレップ)法とは

まずは、PREP(プレップ)法を構成する4つのパートからお伝えしていきます。

構成要素は「PREP」の4つのイニシャルに表れており、それぞれ

  • 「P:POINT(結論)」
  • 「R:REASON(理由)」
  • 「E:EXAMPLE(具体例・事例)」
  • 「P:POINT(ポイント・結論)」

という意味があります。

それぞれのイニシャルの単語と意味について、以下の表にまとめておくので、参考にしてください。

PREP法を構成する4つのパート

P POINT ポイント・結論
R REASON 理由
E EXAMPLE 具体例・事例
P POINT ポイント・結論を繰り返す

プレゼンの上手い人や経営コンサルタントは、PREP法を意識して話すことを心掛けています。なぜなら、話し手の主張に説得力を持たせる話法だからです。

話をするときはPREP法の構成の順番に沿って伝えることが大事です。つまり「結論→理由→具体例・事例→再度結論」の順番で話を展開するということです。

それでは、PREP法を活用すると、どのような伝え方になるのでしょうか、具体例を見ていきましょう。


PREP(プレップ)法の具体例

PREP(プレップ)法の具体例

2つの業務改善案のどちらを採用するか意見を求められたとき

POINT(結論)
私はA案を支持します。

REASON(理由)
理由は、今回の業務改善で優先すべきことは、業務進捗のスピードを高めることだからです。

EXAMPLE(具体例・事例)
A案は業務に関与する担当者の人数が最小限に抑えられているため、繁忙期でも業務をスピーディーに進めることが可能となります。ですが関与する担当人数が多いB案では、他の業務に手を取られてしまい、各担当者のところで稟議が止まってしまいます。B案は契約の不備を高い確率で防ぐ利点もありますが、今回の業務改善の目的には合致しません。

POINT(ポイント・結論)
そのため、私はA案を支持します。


新入社員に仕事の進め方について質問されたとき

POINT(結論)
若いうちは、営業は質よりも量を重視すべきだと思うよ。

REASON(理由)
まずは多くのお客様と出会い、いろんな意見を吸収することが大事だからだ。

EXAMPLE(具体例・事例)
もし、質の追求を優先すると、確かに商談トークは今よりも向上すると思う。だけど、お客様像を理解しないまま、質を高めようと思っても、シミュレーションの域を出ない。また、お客様の属性やバックグラウンドが変われば、商品に対するニーズも変わる。当然、商談で話す内容や接し方も変わってくる。

POINT(ポイント・結論)
だから、まずは量を重視した営業を行ったほうがいいと思うよ。


顧客に自社商品の説明を行うとき

POINT(結論)
この商品のメリットは、お客様が困ったときのアフターフォロー体制が充実していることです。

REASON(理由)
この商品は、お客様が購入後に使い方がわからず、相談できる人もいないことからという話をよく聞きます。

EXAMPLE(具体例・事例)
大きなトラブルになるケースでは、初期設定がうまくできておらず、商品の動作が途中で止まってしまい、仕事に支障をきたしてしまったという話もあります。初期設定をこちらで行うことはもちろん、困ったときに電話をすればすぐにお伺いできるサービスマンがいる方が、安心してご利用頂けると思います。

POINT(ポイント・結論)
そのため、この商品は充実したアフターフォローサービスに力を入れています。



就活面接の場面で長所を答えるとき

POINT(結論)
私の長所は粘り強いところです。

REASON(理由)
前職では、売上目標に対してその粘り強さを発揮していました。

EXAMPLE(具体例・事例)
例えば月末前に目標数字の達成が厳しいときでも、諦めず顧客への接触数にこだわり、既存顧客に商品の案内を続けた結果、月末最終日に目標まで到達できたことが何度もありました。

POINT(ポイント・結論)
そのため、私の長所は粘り強いところです。


PREP(プレップ)法を習得するコツ

PREP(プレップ)法を習得するコツ

PREP法の意味や具体例を説明しましたが、理解できたでしょうか。

PREP法を言葉で理解できても、実際に使いこなすとなると、一朝一夕でマスターするのは難しいといえます。継続的にトレーニングを行なっていくうちに、身につく話法なので、以下のコツを意識しながら、PREP法で話す癖をつけるようにしましょう。

1.頭のなかで整理してから話す

話し下手な人や話に説得力のない人は、考えながら話す癖がついているケースが非常に多いです。

質問に早く答えないといけないプレッシャーから、習慣になってしまっていることが原因ですが、特にビジネスシーンでは、回答のスピードよりも話の正確性が求められます。

ゆっくりでもいいので、頭の中で自分の主張を整理した上で、言葉にすることを意識しましょう。

第一声は結論から話すこと。あなたの考えは「Aなのか、Bなのか」「賛成なのか、反対なのか」を伝えてくださいね。

2.紙に書いて整理する習慣をつける

慣れないうちは、PREP法をうまく使いこなせず、失敗してしまうこともあるでしょう。そんなときは、自分の伝えたかったことを紙に書き出して、整理することが大切です。

復習することによって、例えば、EXAMPLE(具体例・事例)の根拠が弱い、結論を最初に伝えれなかったなど、自分の話し癖が理解できるようになります。

復習を続ければ、PREP法をモノにするスピードも格段に上がるでしょう。

3.1日3回はPREP法を用いて話す

新しいことに挑戦するとき、実践回数を上げることが上達のカギとなります。

職場の上司や同僚と、あるテーマについて討論したり、会議で自分の意見を述べるなど、積極的にPREP法を用いて話すことが大切です。


さいごに

今回はコミュニケーション力を高めるPREP(プレップ)法について解説しました。トップ営業マンやビジネスリーダーレベルになると、普段の会話でもプレップ法が習慣付いている方が非常に多いです。

「何を伝えるか」だけでなく、「どのように伝えるか」を学ぶだけでビジネス上では強い武器になります。この機会にプレップ法を学んで仕事に活かしてくださいね。

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