新入社員に対してやっていけない4つの指導方法

毎年春になると初々しいスーツに身を包んだ新入社員が皆さんの部署に配属されることになりますが、新入社員は会社の右も左もよくわかっていません。改めて言うまでもありませんが、上司の皆さんの適切な指導が不可欠です。

では、「今時の」新入社員に対してやってはならない指導方法は何かと問われた場合、明確になっているでしょうか。今回は新入社員を迎えるにあたり「やってはならない指導方法」とは何かという点にフォーカスし、上司の皆さんへご紹介して参りますのでぜひ参考にしてください。

①昔ながらの師弟関係を築こうとすること

今時の新入社員は少子化が深刻化し始めた時代の中で、様々な年代の人と寝食を共にするといった経験をほとんど経ずに社会人となった世代です。また、社会構造の変化や子供を対象とした凶悪犯罪の頻発といった社会的背景を通じ、「知らない大人」は「決して信じてはならない対象」として厳しく言われて幼少時代をずっと過ごしてきた世代でもあります。そのため、師弟のような密な人間関係に基づいた熱血指導を行おうとしても上手くゆきません。

少子化の影響で親子関係は濃密であっても、前出のような環境から知らない大人と密な関係を築く経験が乏しい彼らにそうした関係を強いることは戸惑いを与えるだけです。指導しにくいと感じるかも知れませんが、新入社員を指導する場合には新入社員との適切な距離感を保った上での人間関係を前提に指導することが必要になのです。

②「自分で仕事を見つけろ」式の放置型指導を行うこと

「仕事というのは与えられるものではなく、自分で見つけるものだ」式で具体的な指示を与えずに、自主的に仕事を見つけさせることで仕事を理解させるという指導方法も新入社員に適切な方法だとは言えません。

新入社員にはわかりやすく丁寧に仕事のやり方を指導し、やらせてみてまた繰り返し丁寧に指導を行う必要があります。「俺の時代はそんな手取り足取りの指導は受けたことがない」と不満を覚える方がいることは十分理解できます。また、指示待ち族にしたくないといった気持ちも理解できます。

しかし、こちら側が受け止めておかなければならないことがあります。現在の新入社員は、例えば就職氷河期によって満足に就職できずフリーターにならざるを得なくなった学生の事例等、厳しい現実を伝えるニュース等を幼少期から長期間にわたって親子共々見続けてきた世代でもあります。その結果、親は子供にできるだけ勉強に専心できるよう子供との無用な摩擦を避けるようになり、子供も親の指示や言うことを忠実に聞くいわゆる「良い子」として育ったのが新入社員の良くも悪くも特徴です。

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