ゆとり世代の新入社員の「仕事の特徴」と「教育方法」

「今時の新入社員は・・・・・」

この台詞は、昔から新入社員を迎えるたびに先輩社員の方々がつぶやき続けてきた台詞です。ところが「ゆとり世代」の新入社員は、「今時の新入社員」という台詞だけでは片付けられない特異な存在として位置付けられ、多くの上司や先輩社員の皆さんがその特異性に戸惑いを感じています。しかし戸惑っているだけでは彼らを一人前にすることはできません。

ゆとり世代の新入社員の育成をするには、彼らの特徴を正確に知ることも大切です。そこで今回はゆとり世代の新入社員の教育方法だけでなく、彼らの特徴についてもいくつか紹介することに致します。

ゆとり世代の新人に共通する8つの特徴

ゆとり世代の新人に共通する8つの特徴

1.楽な方法を追求する指示待ち人間

ゆとり世代の新入社員の大きな特徴は、指示された仕事を楽に済ませる方法がないかにこだわり、できるだけ簡単に終わらせようとする傾向があります。もちろん、効率化を追求するのは悪いことではありませんが、ゆとり世代には「仕事を通じた成長」という意識がなく「楽をするため」という視点で動きます。

そのため、仕事の中でチャレンジしたり、経験を積んで人間的な成長を目指すといった自己啓発の意識を仕事で発揮することはほとんどありません。「楽すること」が優先課題のため、指示されたこと以上の仕事を行う気がない、いわゆる指示待ち人間です。マニュアル通りの対応しかできず、柔軟な発想力や、考える力が弱い傾向があります。

2.会社にかかってきた電話を取らない

新入社員が仕事でお客様と接する、最初の入り口になる「電話応対」。新入社員が電話応対をするのは、どの会社でもごく一般的なことでした。しかし、ゆとり世代の新入社員は会社にかかってきた電話には積極的に出ようとしません。

新入社員が電話に出ることをこわがったり、自信がないのはゆとり世代に限ったことではありませんが、ゆとり世代はそうした理由だけでなく、何か仕事を行っていたとしたら「今電話に出ることは(仕事をしているので)自分の仕事ではない」と発想してしまうことからも電話に出ようとしません。

そういう社員には、「電話応対はあなたの仕事」と伝え、理由付けもしっかり行うことが大切です。

3.ストレス耐性が低い

ゆとり世代は、学生のあいだに大人から怒られたり叱られた経験が少なく、ストレス耐性が非常に低いのも大きな特徴です。ちょっと注意しただけで「仕事を辞めたい」と申し出てきたり、翌日会社を休んだりと、注意しても「怒られた内容に反省する」より「怒られた事実にへこむ」傾向があります。

また、ゆとり世代は自分の夢や将来像を持てていない人が多いため、怒られて嫌になったらすぐに会社を辞める決断をしてしまいます。なかには「会社を遅刻してしまったからもう辞める」という人もいたようです。

4.メールやLINEで報告

通常、会社を休むときは直属の上司に電話して、「休む理由・お詫び・業務の引き継ぎ」について伝えるものです。しかしゆとり世代はメールやLINEで終わらせます。また「今日は休暇をいただきます」とLINEが届いて、その後電話をしても一切出ない、ということもあります。

注意してもゆとり世代からすれば「有給休暇を取得しただけ、なぜダメなのか」と思います。急に会社を休むと、周りのメンバーに負荷がかかります。休むときのマナーについて、理解するまで伝えましょう。

5.自分で考えるのが苦手

自分で考えるのが苦手

IT分野の発展により、ゆとり世代は学生の頃からパソコンを利用する機会が多いためか、新入社員でもパソコンスキルが長けている人が多い。しかしその一方で、幼い頃からインターネットを使うことで膨大な知識を瞬時に、簡単に得る経験を積み重ねてきてしまったことで、わからないことをGoogle検索すれば、すぐに答えがわかる環境で育っています。

そのため、答えが決まっているモノを調べるのは得意でも、答えのないことを自分で考えるのは苦手な人が多い傾向があります。

6.上司との飲みを断る

以前は体質的にお酒が飲めない人でも、「飲みニケーション」をはかるために積極的に参加したものです。しかしゆとり社員は、上司から飲みに誘っても平気で断ります。その理由の上位は以下の通りです。

上司とのお酒を断る理由

  • 就業時間外のプライベートな時間を優先したい
  • 上の世代とのコミュニケーションの取り方がわからない
  • お酒が飲めない

上司との飲みに参加する義務は、もちろんありません。ですが就業時間外だからこそ話せることがあったり、相手のことを理解したり、誤解が解けたり、といった要素が飲み会にはあります。強制はできないため、まずは昼食から誘ってみるのもアリでしょう。

7.仕事に対する熱意が欠如している

ゆとり世代は、反復して体に覚えこませるような仕事の習得を嫌います。「泥臭く」「努力」「苦労」といった仕事に対するスタンスや、前のめりな気持ちで取り組まないといけない業務が苦手で、ゆとり社員にとってスキル習得とは「上司が手取り足取り教えてくれ、参考となるテキストがあり、自然と身につくもの」という感覚をもっています。

自分がうまくいかなければ上司や職場などの環境のせいにし、結果の見えない業務に対しても取り組む前から諦めてしまう傾向があります。

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