今の会社で正社員登用が難しいときは転職すべきか

皆さんが契約社員や派遣社員等いわゆる非正規社員の身分ではあるものの、正社員の登用の可能性があったので現在の会社で勤務していたと仮定します。ところが正社員登用は大変狭き門であることがわかり、このまま職場にいても正社員になれる望みは大変薄そうだとなった場合、今の会社へ見切りをつけて他の会社へ転職すべきなのでしょうか。今回は、主に非正規社員の皆さんの正社員登用の可能性が難しい場合の転職の是非について実際の事例等も参考に論じてみることに致します。


前提として慎重な状況判断が不可欠

まず「今の会社では正社員への登用が難しい」との判断は、客観的な事実と冷静な自己評価に基づいた判断であることは本当に間違いないでしょうか。少なくとも「噂」だけでそのように決め付けることは避けるようにしなければなりません。人事は決して確率論だけで決まるような安直な世界ではありません。実際のところ、正社員の登用は大変狭き門、もしくは正社員ですらリストラされている状況の会社であったとしても非正規から正社員になった方は存在しますし、中には経営幹部にまでのぼりつめた方もいます。

人事部や経営幹部の意向や考えを完全に知ることは困難かも知れませんが、同僚や非正規社員の噂だけではなくできるだけ客観的な事実情報を知るよう努めることと、自分に対して現在どのような評価かがなされているかをできるだけ正確に知った上で、正社員の登用が本当に困難かどうかを見極める慎重さは大切です。


「どんな仕事に取り組みたいのか」をよく検討すべし

非正規社員と正社員の年収や福利厚生面における格差はいまや社会問題となっており、正社員になることだけを目的化してはならないというのは理想論と言えるかも知れません。しかし一生の仕事を選ぶ上で大切なことは、正社員になることではなく「どんな仕事に取り組みたいか」という視座を持つことであることも間違いありません。

正社員になれるという理由だけで全く興味も関心も持てない職種に就いた場合、モチベーションが維持できないために長続きせず、せっかく正社員になったにも関わらずまた退職せざるを得なくなったケースは決して少なくないのです。但し、誤解して欲しくないのは何も「正社員になること」を否定している訳ではないということです。

順番として「正社員になる」が先ではなく、「どんな仕事に取り組みたいか」を先によく検討し、自分の希望や意志を明確にした上で、それら希望に合う職種で正社員になる道を検討すると言う順番が大切になってくるということです。また、この点は転職時の面接試験でも重要な評価ポイントになってきます。

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