前の会社に出戻りする社員は相当の覚悟が必要

従っていくら在職経験があると言ってもそれは過去の職務経験であり、仕事内容が変化していれば経験があまり活かせませんので出戻り採用時の評価は、他の一般的な転職者とそれ程変らない可能性も十分にあります。

そうなれば②で御紹介した自分の部下や後輩が自分より上役になっている可能性が高まるだけでなく、他の新人転職者と殆ど変らない扱いとなる可能性もあり、そうなれば前職時以上に収入もダウンする可能性もあることを覚悟しておく必要があると言えます。

④「ゴリ押し人事」が強行されれば周囲の反発を招くことになる

出戻り先の社長や上司等から、復帰した場合には以前の役職もしくは年収を約束されているという場合なら先ほど御紹介した②や③の心配は確かになくなるかも知れません。そのような場合なら出戻り時にそれ程覚悟は必要ないと言えそうですが、果たしてそうでしょうか。もしそのような「ゴリ押し人事」が強行されれば、周囲がどう感じるかを考慮しておく必要があります。

長年ずっと会社で頑張ってきた同僚や後輩社員の皆さんにとって一度辞めたはずの人間が再び戻ってきて、自分の上司になったり、厚遇されたりすれば決して面白いはずはありません。そうなれば周囲から協力は得られにくくなり孤立してしまう可能性もあり、結局また辞めざるを得なくなることも十分考えられるのです。

以上「出戻り」に対する必要な覚悟について紹介してきましたが、この記事は決して「出戻り」を否定、もしくは止めることを推奨する記事ではありません。「出戻り」での再入社を否定したいのではなく、出戻りを行うならば必要となる覚悟を説いた記事であり、あえて申し上げるなら、「その覚悟がない場合」に限り、出戻りは慎重に考えるべきだという趣旨であることをどうかご理解下さい。

もし前の会社への出戻り入社を考えている諸氏は、この記事によく目を通した上で自分の覚悟は確かなものなのか、記事で御紹介したような状況となっても耐えることができるどうか、真摯に自己点検を行った上で決断を下すことをおススメ致します。

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