「信用」と「信頼」の正しい意味・違い

世の中には、同じような意味を持つ似た言葉がたくさんあります。例えば、

  • 「元旦」と「元日」
  • 「科学」と「化学」
  • 「ハイキング」と「ピクニック」
  • 「預金」と「貯金」
  • 「青田刈り」と「青田買い」
  • 「おざなり」と「なおざり」

などです。誰でも一度は「2つの類似する言葉には、どんな違いがあるのだろう?」「どっちを用いるべきなの?」と迷ったり、誤って用いたことがあるのではないでしょうか?今回は類似する言葉の中からよく使用され、且つ重要な場面のキーワードとして用いられることも多々ある「信用」と「信頼」について、その意味や違いをご紹介していきます。

「信用」と「信頼」のそれぞれの意味

「信用」と「信頼」のそれぞれの意味についてご説明しますと、辞書では、

信用:信じて任用すること、確かなものと信じて受け入れること 信頼:信じて頼ること、頼りになると信じること

などと書かれています。しかしこの説明は、それぞれの文字を構成する「用」や「頼」を引っ張っているだけという印象で、いざという時に明確な使い分けをイメージするのは困難です。両者の違いを理解するには、もう一歩進んだ解釈を確認したいものです。

「信用」と「信頼」の使用例

「信用」は、

信用を失う 彼の言葉を信用する 店の信用を落とす

といった使い方をします。

「信頼」は、

彼は信頼できる人物だ 両親の信頼に応える 部下を信頼する

というように使います。こうして見ると、「店の信頼を落とす」「両親の信用に応える」という使い方はあまりしませんし、どこかしっくりこない感覚があります。実はこの点に、2つの言葉の決定的な違いが隠されているのです。

「信用」と「信頼」は未来と過去で使い分ける

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過去を「信用」する

「信用」は、その人(または組織などが)が過去に積み上げてきた実績や成果を見て、それを「評価できる」ことが基本にあります。つまり「過去の出来事に照らして信じることができる」という意味です。

そのため「彼の言葉を信用する」は、「今まで何事に対してもきちんとしていた彼の話だからこそ、信じることができる」であり、「店の信用を落とす」は、「長年しっかりお客様をサポートしていたのに、新人店員が非常に失礼な態度をとり、店の評価を下げた」といった場面に用います。

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