上場企業の平均勤続年数ランキングトップ30

平均勤続年数の長い会社の特性を知る

転職ということで考えると、平均勤続年数の長い会社は、メリットとデメリットが混在することと認識しておく必要があります。確かに平均勤続年数の長さという点では、安定して働ける雇用環境が整っているといえます。しかし、それであるがゆえに生え抜き偏重主義で、新卒で入り長く勤務している社員にとっては心地よい文化であっても、外部から入社してくる転職組にとっては、必ずしもその企業文化が過ごし易いものにはならない可能性もあるのです。そのため、こうした企業が中途採用に踏み切る理由をしっかり把握する必要があります。

例えば、硬直した企業文化に変化をもたらすために中途採用を募集している場合であれば、変革の余地が残させているといえます。ですが、経営者が転職組の自助努力でそれを実現させようと思っているのだとすれば、大変なミッションを背負わされることになるとも言えるのです。

組織や文化を変化させ、フレキシブルなものにしたいと考える経営者は多いと思いますが、それを実現するのは中途採用された人間のみならず、経営自体の課題のほうがより大きいことだけは間違いありません。こうした変化をもたらすためにはチェンジマネジメントが必要となるわけで、経営層がそれをしっかり理解して、その政策のひとつとして中途採用を積極的に活用しようとしているのであれば、転職組にとっても非常にいい機会となるでしょう。このような平均勤続年数の長い会社に転職する際には、このポイントをしっかり確認しておきましょう。

平均勤続年数の短い会社はすべてが問題か

確かにせっかく転職するわけですから、すぐにまた転職を考えなくてはならないような環境で働くことだけは避けたいものです。しかし、この勤続年数の平均が短い会社はすべて悪い会社かといえば、業種業態によってかなり異なる部分があることも考慮する必要があります。

たとえばIT業界では、比較的、同業の中で転職をすることによって、ポジションと収入を高めることができるケースもあり、勤続年数の短さにそれほど違和感をもたれない業種もあります。その一方で、飲食業関連のように、本質的に労働条件等の問題から定着率が極めて悪かったり、長時間労働が常態化しているなどの問題点がある企業もあります。

この見極めをするための指標を、平均勤続年数だけでフィルタリングをかけるというのは、誤解する可能性があります。勿論、平均勤続年数は、ひとつのファクターではありますが、より正確に企業の状況というものを把握していく必要があると感じます。最近では、SNSや企業の評価サイトなどで現役従業員や過去に働いていた人間がさまざまな視点で企業評価を行って書き込みをしているケースもあるので、生の評判を確認してみるといったことも重要になります。

自分が求めていない条件の会社に入社してしまい、無駄で精神的にも疲労する時間を費やしてしまうほど、生産性の低いことはありません。たとえ転職先が大手の有名企業だとしても、イメージに左右されず、慎重に進めていくことが重要です。

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