会社がコンプライアンス違反をしている場合、転職すべきか

会社がコンプライアンス違反をしている事実に直面した場合、皆さんならどのようなアクションをとりますか。会社のコンプライアンス違反を知った場合にはいくつかの対応策が考えられますが、今回は「転職」するという判断をすべきかどうか、その判断の是非について説明して参ります。


転職を考える前にやるべきことがある

会社のコンプライアンス違反を知った場合、即座に転職を考えるという人は少ないと思いますが、万一コンプライアンス違反=即効転職すべしという考え方をしているなら、それはあまりに早計です。コンプライアンス違反と一言でいっても重い、軽いがありますので、ケースバイケースで考えるべきです。

例えば会社としてのコンプライアンス違反は経営幹部がコンプライアンスを大変重視していたとしても、組織を構成する個々の社員のちょっとした心の隙や気の緩み、もしくは無知によっても生じてしまう場合があります。

そのような場合、会社組織としてコンプライアンス違反を容認していた訳ではないので、違反を犯した社員個人の問題として捉えた方が適切です。つまり、会社の中でコンプライアンス違反を目の当たりにした場合、転職を考える前にやるべきことがいくつかあるということです。では転職を決断する前にどのようなことに取り組むべきか、ご紹介して参りましょう。


コンプライアンス違反に至るプロセスを含めて、できる限り正確な事実情報を得る

結果的にコンプライアンス違反が生じていたとしても、積極的に会社側がそうした違反を社員に強いていた場合と、会社側は全く知らずに特定の社員、もしくは部署だけがそうしたコンプライアンス違反を働いていた場合とは分けて評価する必要があります。

例えばソフトウエアの無断コピーは重大なコンプライアンス違反ですが、会社側がソフトウエアの購入コストを渋って全社員に命じていたとすれば悪質だと言えますが、特定の社員が行っていたとすれば、会社にも管理責任はあるものの組織ぐるみとまでは言えません。

大切なことは、その違反現場を見ただけで何かを即判断してはいけないということです。そのプロセスや背景、会社側の関わり度合いを可能な限り調べること、即ち事実と「背景」を把握することが先決です。

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