将来のキャリアビジョンが見えないときに考える3つの方法

例えば、先ほど①でも登場した「お金持ちになっている自分」というキャリアビジョンの場合、どんな「イメージ」が浮かんでいるでしょうか。高級車に乗っている自分でしょうか、それとも大きな豪邸に住んでいる自分でしょうか。そうしたイメージは具体的なようで、実は決して具体的だとは言えません。ところが「高級車に乗っている自分」の姿ではなく、高級車の値段を仮に1千万円、それを10年後までに入手すると言う具体的な「数字」に置き換えて考えれば、「10年後に1,000万円の高級車を入手する」というかなり明確な目標になってきます。

また、そうした数字上で目標が明確になれば、①が掛け算で将来のキャリアビジョンが見えてくることに対し、②は割り算で短期間での目標を導き出すことができます。1000万を10年で貯めるなら1年で100万となりますので、毎年100万円貯金できれば10年後に1000万の高級車を入手できるといった具合です。即ち数字にすれば掛け算というアプローチであれ、割り算と言うアプローチであれ、目標を数字に置き換えれば途中目標等もスムーズに描けるようになるということです。

③長所や得意なこと、好きなことの自己分析を徹底的に行う

将来のキャリアビジョンが見えなくなってしまう3つめの原因として、自分に対する自信のなさや不安感といったマイナスの心理が「将来のあるべき理想的姿」を打ち消してしまうことで見えなくなってしまうというケースが挙げられます。

この場合は焦ってキャリアビジョンを考えようとしても、今度は「キャリアビジョンを描けないダメな自分」という否定的な自己評価が増大することになり、却って上手くいかなくなってしまいます。そうした自信喪失が原因と考えられる場合は、将来のキャリアビジョンは敢えて考えず「現在の自己分析」を徹底的にかんがえるようにしましょう。

尚、その際の自己分析のポイントは自分の長所や得意なこと、好きなこと等に特化して徹底的に「時間」をかけて分析することです。言うまでもありませんが、自信喪失時に欠点や自分の不得意なことを真剣に考えれば余計に落ち込むだけです。自分の良さが見えなくなってしまったことで、将来のキャリアビジョンも見えなくなってしまった訳です。まずは「自分の良さ」を探すことから焦らず、ゆっくりと始めることにしましょう。「時間」をかけて自分の良さを探し続ければ、最初はなかなか浮かばなくとも徐々に、見つかってくるものです。

また、一つや二つといった少量で妥協せず最低でも10以上の長所や得意なことを発見できるまで粘り強く、根気よく続けることも大切なことです。そうすれば、自分が気付いていなかった自分の良さを発見できることにつながり、それが自信回復となり、自信回復が将来への意欲を回復させ、将来のキャリアビジョンも自然と描けるようになってきます。

キャリアビジョンの考え方や描き方について御紹介して参りましたが、最も大切なことは皆さん自身のことですから、御紹介した方法を参考に粘り強く考え抜き、自分自身が心から納得できるキャリアビジョンを描くことです。「そのうち」「いつか」”考える”ではいつまでたっても、納得できるビジョンは描けません。必要性を感じた今、将来のキャリアビジョンについて考えるようにしましょう。

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