「心が折れる人」と「心が折れない人」の違い【8つの対処法付き】

皆さんは「心が折れる」経験をしたことはありますか。例えば、部活でレギュラーをのがした、大学受験に落ちてしまった、就職活動で第一志望の会社を落ちたときなど、心が折れる経験は、人それぞれの主観によっても異なりますが、心がよく折れてしまうという方と、心が折れた経験がほとんどないという方の大きく二つに分けることができるのは間違いないでしょう。

では、心がよく折れてしまいやすい方とあまり心が折れることがないという方にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は人間のメンタリズムとして、心が折れる人(折れやすい人)と心が折れない人(折れにくい人)の違いについて明らかにしていきたいと思います。

心が折れる人の7つの特徴

心が折れる人の7つの特徴

心が折れる人にはいくつかの共通点する特徴があります。心の弱さを克服したい方はまずその特徴を理解し、自分が該当する項目があれば、自分と向き合って意識して治していくことが大切です。それでは早速見ていきましょう。

1.完璧主義は心が折れやすい

完璧主義は心が折れやすい

心が折れる人の特徴として真っ先に挙げられるのが、完璧主義者タイプです。完璧主義者は、物事の考え方や捉え方に対して柔軟性が無く、自分が正しいと思う方向にどんどん傾斜していく傾向があります。うまくいっている時は本領を発揮できるのですが、もし自分の思う通りに物事が進まず失敗してしまうと自信をなくし、そのまま転落してしまう場合もあります。

これを固形物にたとえて考えてみれば分かりやすいのでお伝えすると、例えば「粘土」はとても柔らかくどのような形状にも変化できるため、物にぶつかっても壊れにくい性質を持っていますが、一方で「鉄製のもの」や「金属類」などの硬い物質は一定の圧力を与えても強固なままビクともしません。しかしそれを超えた力が加わった瞬間、壊れてしまい元に戻らなくなってしまいます。心の持ちようもこうした物質の性質に大変よく似ています。

金属のように何事も硬く考えてしまう人は、自分が強くこだわっていたことを批判されたり非難される、また強く信じて取り組んでいたことが失敗に終わった場合には、その瞬間心が折れてしまいます。一方、粘土質のように何事も柔軟に考え、こうあらねばならないといった強固な発想をしない方は難局においても柔軟に心を変化させることができるので心が折れにくいのです。

完璧主義のタイプの人は、少し肩の力を抜いて、気持ちに余裕を持って物事に取り組むことを意識してみてください。

2.自分にない条件や環境を他人と比較してしまう

私たちは物心がついたころから学生生活や部活などの環境において、集団の中で行動することがごく当たり前の状態で育ってきました。集団の中には頭が良い人もいれば、周囲に人が集まる人気者もいる。一方で運動が苦手な人や勉強ができない人もいるでしょう。そういった事実を垣間見ていくうちに、他人と自分をつい比較してしまうことがあります。

しかし心が折れる人は、他人にあって自分にないものばかりを比較してしまいます。例えば「あいつは親が資産家だから」「コネがあったから」「学歴が高いから」「ルックスが良かったから」等々、自分にはない、もしくは自分よりも良く思える他者の資質や生まれ育った環境ばかりを列挙してうらやむタイプの人です。

そのような人は「自分には強みがないからあいつより上手くいかない」といった悲観的な見方をしてしまい、他人の努力のプロセスをきちんと見ようとしません。そのため、自分の資質や生まれた環境、変えようがない条件ばかりに不満を募らせてしまい、何か上手くいかないことがあれば「できなくても仕方ない」という考えになってしまい、簡単に心が折れてしまいます。

短所ばかりに目を向けると何事もうまくいきませんし、短所があるからこそ長所があると気持ちを切り替え、その自分の強みや長所と向き合っていくことを心がけましょう。

3.挫折や失敗の経験が少ない

挫折や失敗の経験が少ない

資質や環境といった観点から見ると、幼少期から社会人になるまでに大小様々な失敗や挫折、あるいは辛い体験をどれくらい重ねてきたかという経験値の大きさが、心が折れやすい性質になるかどうかを左右するための大きな要素になるといえます。

幼少期は親の過保護の元何不自由なく育ち、要求すれば何でも親が叶えてくれた環境の中で育った人は、社会の中で厳しい局面に遭遇すると心が折れやすいといえます。一方、幼少期から失敗や挫折を含めた辛い・苦い経験を多数重ねてきた人は、自分なりに辛い体験を乗り越えた経験があるし、辛い体験に対する免疫力も高く、強いメンタリティーも備わっています。そのため、失敗体験が多い人が難局に直面した場合であっても、過去の経験が財産となってタフに乗り越えることができるため、軽々と心が折れることがないのです。

4.明確な結論を出すことにこだわるタイプ

世の中には「白」と「黒」を明確に、決着をつけることができないことは多々あります。また、世の中を上手に渡る術として、あえてはっきりとした結論を出さず、多様な解釈も可能な「玉虫色」で決着をはかることも必要な場合があります。ところが心が折れやすい人は、あいまいな状態で終わらせることを良しとせず、明確な結論を出すことにこだわる方が多いのも特徴です。

あいまいな結論であれば解釈の仕方次第でそれほど傷つかなくて済むような場合も、明確な結論にこだわる人は自分の思い通りでない結論になった場合、それがはっきりとしてしまうことから心が折れてしまう機会も増えてしまうことになります。つまり、明確な結論にこだわる人とはわざわざ自分の心が折れる機会を自ら作り出している人ともいえます。

結論を出したい気持ちも分かりますが、さまざまな理由・問題点により、これ以上話しを進めれないことも少なくありません。心が折れる人は焦らず、客観的に物事を捉えることを心がけましょう。

5.ネガティブ思考は心が折れやすい

ネガティブ思考は心が折れやすい

物事に取り組む際に発生する精神的ストレスは、思考を切り替えることで軽減することができます。例えば仕事で大きなトラブルが発生したときに、そのトラブルを「災難」と思って取り組む場合と、製品の性能を上げる「チャンス」と捉える人とでは、メンタルに大きな差を生みます。つまり、ネガティブに物事を捉える人は心が折れやすい傾向があるといえます。

心が折れにくい人や折れない人は、事象の悪い部分を見るのではなく、良い部分に焦点を当てることを意識しています。もしネガティブに考える習慣がついてしまっているのであれば、一度立ち止まり、目の前の出来事を乗り越えると自分にどのようなメリットが生まれるか、冷静に考えてから進めるようにしてください。

6.ビジョンや目標を持っていない

ゴール(目的地)が設定されていない道をひたすら歩き続けるという行為は、精神的にも身体的にも大きな負担がのしかかってしまいます。ですが目的地の場所が明確で、またそこまでの道筋や途中の休憩場所がきっちり設定されているような「地図」がある状態であれば、もし足が疲れても「次の休憩所まであと少しだから頑張ろう」と踏ん張れます。

心が折れる人に意外と多いのが、自己目標や将来ビジョンを持っていないまま、なんとなく目の前の仕事に取り組んでいるケースです。目標がなければ目の前の仕事は「作業」にかわってしまい、モチベーションを維持することが難しくなります。その結果、集中力が切れてミスを引き起こし、上司に怒られて心が折れて辞めてしまう、という流れになりかねません。

自分はなんのために仕事をしているのか、もう一度人生プランの棚卸をしてください。それが、心が折れない強い人間になる方法でもあります。

7.責任感が強すぎる人は心が折れやすい

責任感が強すぎる人は心が折れやすい

責任感が強すぎる人が仕事をすると、以下の特徴があります。

  • 他人に仕事を任せない
  • 自分で仕事を抱え込む
  • ミスを自分のせいにしすぎる
  • 会社での役割を抱えすぎる
  • 業務量が多すぎる

いかがでしょうか、上記に当てはまる項目はありませんか。当てはまる人は要注意。いずれ疲れが限界まできてしまい、心が折れてしまうかもしれません。

責任感が強すぎる人を「一杯の水」に例えると、すでにコップの縁(ふち)近くまで水が注がれており、容量がほぼ埋まっている状態。そこに水を更に注いでしまうと、もちろんコップから水が溢れ出してしまいます。仕事でいえば業務量がパンクし、仕事が回らなくなる状態といえます。

周囲の負荷を抑えることや仕事を円滑に進めることを第一に考えて、人一倍責任感を持ってやっていたことが仇となり自滅してしまい、心が折れるケースです。そうならないためにも視点を変えて仕事をどんどん周囲にふっていく習慣を身につけましょう。最初は抵抗があるかもしれませんが「自分がやらないと」を「部下が成長できるために仕事をやらせてみる」というスタンスに変えるだけで大きく変わります。

次は「心が折れない人の5つの特徴」をご紹介していきます。

心が折れない人の5つの特徴

心が折れない人の5つの特徴

あなたの周囲にも、どんな辛いことにも耐えうるような強いメンタルを持つ人がいると思います。しかしタフに見えるその人も困難や災難が身の回りに起こったときに、当然のごとくあなたと同じように心身にダメージを負っています。ただし、その人は心身にダメージが「直撃」しないように回避する方法を理解していたり、またはこれまでの生活のなかで対処法が自然と身についているため、心が折れないのです。次は心が折れない人に共通する5つの特徴をご紹介していきます。

1.物事の変化に柔軟に対応できる

物事の変化に柔軟に対応できる

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