デキる部下の、仕事をしない上司を動かす「ボスマネジメント」とは

職場でのストレスを感じる原因に「上司・先輩との人間関係」を挙げる人は非常に多いです。皆さんは「ボスマネジメント」という言葉をご存知でしょうか。もし皆さんの上司があまり仕事をしない、責任転嫁してくるなどで日頃から不満を感じているようならボスマネジメントを学び、実践してみる価値は大いにあります。

ボスマネジメントによって上司に対する不満が和らぐだけでなく、上司との仕事が楽しく、有意義なものに変わる可能性が大いにあるからです。ではボスマネジメントとはどのようなものか、さっそく解説して参りましょう。

ボスマネジメントとは

ボスマネジメントとは

ボスマネジメントとは、「上司をマネジメントする」という考え方です。

本来仕事というのは、部下の立場の皆さんにとって、上司は自分に対して仕事を指示する立場であり、「部下(自分)=指示に従って仕事をやらされる立場」として捉えがちですが、ボスマネジメントは違います。部下が、自分の仕事をしやすいように上司をコントロールして、積極的にフォローしてくれる状況を作り上げる方法です。

ボスマネジメントにおいて最も大切なのは、自分の視点を変えること。上司の指示に従って仕事を行う基本姿勢は変わりませんが、上司を「自分が仕事上のミッションを果たすための協力者として戦略的に動かす」視点をもって臨むことが大切です。上司を落とし入れて、自分を優位にするということではないので注意してくださいね。これがボスマネジメントにおいて最も大切な心構えであり、基本と言えます。

ボスマネジメントによって上司をコントロールするという考えに違和感を感じる人もいると思います。ですがそのように考えてしまうのは、上司を動かすという意味の本質を理解できていないからです。既にボスマネジメントは一つのスキルであることが広く一般的に捉えられています。米国のビジネスパーソンには「上司は顧客と思え」という考え方が浸透しており、仕事ができる部下ほど上司の扱い方がうまく、良好な関係を築いているといえます。また、MBAの組織行動論のカリキュラムにも取り入れられるほど重視されています。

ボスマネジメントのやり方

ボスマネジメントのやり方

それでは続いて、上司を動かすボスマネジメントのやり方について解説していきます。ボスマネジメントは大きく分けて2つのフェーズに分かれますが、「(1)上司の性格を知り、(2)上司に合うボスマネジメントを行う」ことです。

ボスマネジメントの手順

  1. 上司の性格を知る
  2. 上司に合うボスマネジメントを行う

まずは(1)上司の性格を知ることについて、ポイントをご説明していきます。

(1)上司の性格を知る

上司の性格を知る

上司の性格を知る目的は、(2)で上司に合うボスマネジメントをするためにとても重要です。間違った方法を実践してしまうと、上司をコントロールするどころか、嫌われて関係が悪化してしまい、余計に仕事がやりにくくなってしまいます。そうならないためにも、しっかり確認してくださいね。

1.上司の「役職」に仕えるという発想に切り替える

上司には、あなたが仕事を進めやすい「ヒト・モノ・カネ」を動かす権限があります。社内の人員を補充してもらう、事業拡大のために投資する予算の決裁権など、上司が持つ権限は、メンバーからすると魅力的に感じますが、ボスマネジメントを行うためには、まず自分がやりたい仕事を実現できる権限を持つ上司が誰なのか、理解するところからスタートしなければなりません。

中には苦手な上司もいると思いますが、その上司の「人間」に仕えるのではなく、「役職」に仕えるという姿勢で臨みましょう。

2.上司の抱える「仕事上の重圧」を把握する

上司は仕事でさまざまな懸案事項を抱えているため、常にプレッシャーを感じています。売上の数字や大口の取引先との関係・社内の役員との会議など、多岐に渡ります。それらの中で上司が最も重圧を感じていることは何かを把握することがボスマネジメントを実行するための大事なステップとなります。

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