寸志とボーナスの違いとは

ボーナスを受け取っている皆さん方にとって、年2回のボーナスシーズンは大変心待ちどおしい時期だと言って良いのではないでしょうか。その楽しみなボーナスですが、会社によっては「ボーナス」という言葉を使用せず「寸志」という表現で会社員に支給している場合もあるのですが、皆さんは「寸志」と「ボーナス」との違いについてお分かりになるでしょうか。

改めて尋ねられると違いを説明することは以外に難しいものです。そこで今回は会社から支給される報酬という前提に立った上で、「寸志」と「ボーナス」の違いについて探求してみましょう。

寸志の意味

まずは寸志の意味から理解していきましょう。

◎寸志の意味
寸志とは「心ばかりの贈り物」「少しばかりの気持ち」

「寸志」のほうから一般的な言葉の意味を確認することにしましょう。「寸志」の「寸」は「ごく少量、わずか」といった意味なので「寸志」は「ごく少ないこころざし」となり、そこから転じて寸志は「わずかばかりの気持ち」、「心ばかりの贈物」といった意味があります。

寸志は、飲み会や歓迎会などで渡す場合や葬儀のお手伝いに対するお礼として渡す場合など、様々な場面で使われます。また目上の人から目下の人に渡すのが常識です。

寸志の金額相場

会社が寸志として支払う金額の相場は5,000円〜50,000円。労働に対する対価としてわずかばかりの気持ちを金額にしているため、一般的にイメージしがちなボーナス(賞与)の金額よりも少なめになっています。

ボーナス(賞与)の代わりに寸志を支給するケースもありますが、それは会社側の規定や考え方によって変わります。会社から支給される寸志の、世間並みの条件については後述します。さきにボーナス(賞与)の意味も見ておきましょう。

ボーナス(賞与)の意味

◎ボーナス(賞与)の意味
ボーナスとは、定期給とは別に支払われる、特別な給与のこと

ボーナスの辞書的な意味は「特別な報酬、手当」となっています。ボーナスは毎月受け取る給与と違い、臨時に支払われる賃金。企業がボーナスを支給するには、労働基準法の規定により就業規則に明記する必要があります。会社によって支払回数や支給時期は様々ですが、夏と冬の年2回支給が一般的となっています。

ですが少ない金額だが、気持ちだけでも特別な報酬を給与とは別に支給したいといった場合には「ボーナス」という言葉は使用せず「寸志」という言葉を使用しているケースは比較的多く見受けられます。

「寸志」も「ボーナス」も法律上の規定や違いはない

「寸志」も「ボーナス」も法律上の規定や違いはない従業員に対する報酬に関わるため、まずは法律的な定義から確認していきます。結論から言いますと労働法その他において「寸志」も「ボーナス」も、特にこの二つを規定する法律はありません。

ただ厳密に言えば、就業規則にボーナス(賞与)や寸志を支給する条件の規則を定めたなら、会社側はそれに従う必要が法律上生じることにはなります。しかしボーナスであれ寸志であれ、特別な報酬を支給する規則を必ず定めなければならない義務はないのです。

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