ボーナス(賞与)の税金を引いた後の手取りをざっくり計算する方法

毎月の定額給与なら何%程度税金や社会保険で差し引かれているか検討をつけることもできますが、ボーナスとなれば少々話が違ってきますよね。年に二回でそれぞれ同額ではないことも手伝って、多くのサラリーマンがどのような計算方法に基づいてボーナスから税金や社会保険料が差し引かれているかよくわかっていないのが実情ではないかと言えます。そこで今回は、皆さんにとって大切なボーナスに対しどのような計算にもとづいて税金が差し引かれるのかを明らかにして参ります。


①社会保険と税額(源泉徴収税)は計算対象が異なる

ボーナスからは源泉徴収税と大雑把に言えば社会保険の二つが差し引かれるのですが、同じボーナスから差し引かれるにもかかわらず、源泉徴収税と社会保険料の計算対象が異なっているのです。まず先に社会保険から説明しますと、社会保険は支給されたボーナス金額に対して所定の%を乗じた金額となっています。例えばボーナスが100万円として社会保険の率が5%なら5万円となりますので、社会保険はシンプルで計算しやすいと言えます。

一方で源泉徴収税についてですが、こちらは支給されたボーナス額ではなく「前月の給与額(正確には社会保険控除後の金額)」によって割合が決まってきます。そのため、ネット上の噂として「ボーナスが支給される前月に長時間残業して残業手当を多く受け取るとその分のボーナスで引かれる源泉徴収の割合が増えてしまうので損する」といったものがありますが、この噂は半分正しく、半分間違っています。この点はこの後解説しますので、まずは社会保険が支給されたボーナス額が計算対象になるのに対して源泉徴収税は前月の給与が計算対象となっていることを理解しておいてください。


②ボーナスに対する計算式

源泉徴収税が前月の給与を元に割合が決まるということをお伝えしましたが、ではその割合についてです。ボーナスに対する源泉徴収税の割合は国税庁のホームページに「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」というタイトルのPDFページがあります。

このPDFの表をみれば何%が源泉徴収税として徴収されるかを知ることができます。例えば扶養家族が二人いて前月の社会保険料控除後の金額が40万円丁度だったとしたら、「393千円以上420千円未満」に当てはまりますので「賞与に乗ずべき率」は「10.210%」であることがわかります。この10.21%をボーナスから社会保険料を差し引いた金額にかければ、源泉徴収税の金額となります。

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