消せるボールペンを使用する際に注意すべきポイント

技術立国日本の文具メーカーが開発した「消せるボールペン」は日本のみならず、世界中で大ヒットしています。それだけ世界が消せるボールペンを待ち望んでいたということでしょうが、編集部も消せるボールペンを愛用しており、消せるボールペンは日常生活においても、ビジネスにおいても大変重宝する優れた文具と言って良いでしょう。しかし便利だからと言って、特にビジネスの場面で多用し過ぎることは禁物です。消せるボールペンを使用してよい場面などをきちんと見極めた上で利用しないと、後で大きな問題を引き起こしてしまう場合もあります。そこで今回は、消せるボールペンを使用する際に注意すべきポイントを皆さんへご紹介することに致します。


①消せるボールペンは熱に弱い

熱に弱い消せるボールペンはなぜインクを消せるのか、そのメカニズムを簡単に説明します。消せるボールペンの文字を消すには、専用のキャップやラバー等で紙面上をこすります。すると摩擦熱(60度以上)が生じ、その熱によってインクが「透明」になります。

つまり消せるボールペンの文字(インク)は”熱で消えたように見える”と表現できます。そのため、本人が消すつもりがなくとも熱によって文字が消えてしまう場合があります。ビジネスマンの失敗事例としてよく紹介されているのが夏場の車の中に長時間書類を置いていたら、消せるボールペンで書いていた書類の文字が全て消えてしまったといったトラブルです。

ちなみに消せるボールペンの文字は「透明」になっているだけなのでマイナス10度で冷却すれば復活させることはできますが、外出先で気付いたり、書類を利用する直前に文字の状態に気付いても後の祭りですよね。車で外回り営業を行っている営業マンは、商談中不要な書類を車の中で保管することも多いでしょうから、特に夏場は注意が必要です。


②消せるボールペンは証書類では使用しない

契約書には不向きビジネスでは様々な「証書」を発行したり受け取ったりしますが、例えば領収書等、相手方に渡す証書類に消せるボールペンを使用するべきではありません。消せるボールペンで書かれた書類はこちらに悪意がなくとも、受け取った相手方が文字を消すことによって不正を行おうと思えば行える書類となってしまいます。そのため第三者からみた場合、証書としての機能を満たしていないことになるのです。

実際のところ、消せるボールペンで申告書類を作成した場合には税務署で受理してはもらえません。役所等への届出書類についても消せるボールペンでの記入は不可となっている場合が大変多い状況があります。証書とは本来当人同士の相互確認だけではなく、第三者にその書類の有効性を認めてもらうためのものでもあります。その点で消せるボールペンは客観的信頼性に疑義を招きますので、使用してはならないのです。

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