発達障害(ADHD)の部下への対応策5つ

東大生であっても発達障害が一定割合いることが近年話題になっていることからもわかるとおり、学力面では優秀であっても「注意力が散漫」「落ち着きが無い」といった態度をみせる部下が、実は発達障害だったという可能性は決してゼロではありません。では部下が発達障害だった場合に上司は部下とどのように向き合い、どう対処してゆくことが望まれるのでしょうか。今回は発達障害の中で「ADHD」の部下という前提のもと、ADHDを患っている部下に対する上司としての対応策を5つ紹介することに致します。

①「ほめる」ことを基本とする

褒める

ADHDに限らず部下と接する場合の基本と言っても良いことですが、特にADHDの部下と接する場合には「叱る」のではなく「ほめる」ことを基本とするべきです。ADHDの症状である衝動的な行動や落ち着きのなさ、注意力散漫な状況はそもそも叱ったところで解決するものではありません。それどころか、理性的に自分をコントロールできない点に本人自身が大変悩んでいる場合には余計に情緒を不安定にさせ、衝動性や多動性がひどくなってしまうことすらあるからです。しかしながら、ADHDの部下を叱らずほめることは決して簡単なことではありません。

上司にはその部下が健常者と根本的に異なること、障害が衝動性や多動性、不注意な振る舞いに本人を駆り立てていることに対する十分な理解が求められますし、それを踏まえて注意深く、地道に本人を観察する努力も必要です。そうした理解と地道な努力を通じて小さな成功を見つけ出し、ほめてあげることが上司に求められることなのです。

②一つの指示を出したら完結するまで待つ

完結するまで待つ

ADHDの部下に対する指示の出し方として大切なことは、複数の指示を出さずに一つの指示に絞ること、且つその指示を終えるまでは次の指示を出さないことです。ADHDの特性として、一つのことに集中した場合には人並みはずれた抜群の才能を発揮することもあります。その一方、複数の指示を並行して取り組まなければならなくなるとパニックに陥ったり、注意力が散漫なために両方の仕事が不完全になったりしがちです。

本人が混乱することなく一つの仕事に専心できるよう、他の部下より時間がかかったとしても辛抱強く仕事を終えるまで待ち、仕事を終えたことを確認してから次の仕事の指示を出すといった配慮が大切です。

③プロセスが多い場合には、区切りながら細かく指示を出す

細かく指示を出す

②において一つずつ指示を出すことの必要性をお伝えしましたが、いくら指示が一つであったとしても指示事項を完結させるまでに多数のプロセスをこなす必要がある仕事なら、ADHDを抱える部下社員にとって一つの指示とは言えません。

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